日本人が実践すべき「認知症のリスクを減らす食事」とは
第3回 「MIND食+減塩」の食生活を基本に、運動・知的活動も取り入れよう
伊藤和弘=フリーランスライター
塩分のとり過ぎがいけない最大の理由は、血圧を上げるためだ。塩分をとり過ぎると体内の塩分濃度を一定に保とうとして血液中に水分が取り込まれ、血液の量が増える。その結果、心臓はより多くの血液を送り出さなければならなくなり、血管にかかる圧力(血圧)が高くなる。高血圧の状態が続くと、心臓や血管にかかる負担が大きくなり、動脈硬化が進行。心臓病や脳卒中のリスクが高くなる。