便検査が見逃す「大腸がん」を超早期に見つけるなら内視鏡!
第3回 世界の最先端を走る日本の内視鏡検査は「受けなきゃ損」
田中美香=医療ジャーナリスト
大腸がんを0.3秒で診断! がん診断はAIが担う時代に
工藤氏は、人工知能(以下、AI)と内視鏡を融合させた大腸がんの自動診断にも積極的に取り組んでいる(*3)。
内視鏡検査にAIを活用すれば、気になる部位ががんかどうかを瞬時に診断できるようになる。診断にかかる時間はわずか0.3秒。内視鏡を挿入しながら病変部を探し出し、画像のピントが合った瞬間に診断が終わる。がんかどうか、診断の確実度は何%かまで表示する、革命的なシステムだ。