健康寿命を延ばし、自分の足でしっかり歩ける体を保ち、将来、寝たきりになるのを防止するには、食生活が大事なことは言うまでもない。中でも、体を作る材料となるたんぱく質の摂取は極めて重要だ。最近では、筋肉の大切さが指摘される中、「たんぱく質をしっかりとるべき」という意識が定着しつつある。
しかし、たんぱく質には、誤解されていること、そして知っているようで知らないことが多くある。いくらとってもいいのか、肉と大豆ではどっちがいいのか、運動する人はプロテインが必要なのか。今回の特集では、スポーツ栄養学やメタボ予防に詳しい神奈川県立保健福祉大学教授の鈴木志保子さんに話を聞いていく。