40代から身近になる「緑内障」、片眼5分のレーザー治療の実力は?
第1回 秘かに進行する「正常眼圧緑内障」にも有効
星良孝(ステラ・メディックス)
目に高周波を当てて目詰まりを取り除く最新治療も登場
さらに新たな選択肢として、目に、「パルス波」と呼ばれる高周波で刺激を与えて眼圧を低下させる新しい治療も登場している。「眼圧低下緑内障パルス治療」と呼ばれる治療で、メスやレーザーを使わず、目に直接器具を当てて、高周波の力で、目詰まりを取り除く。眼球の上と下を器具で50秒ずつなぞるもので、片眼当たり治療にかかる時間はわずか100秒。1時間ほど休憩すれば、その日のうちに帰宅できるので、忙しい人でも受けやすい治療といえる。