40代から身近になる「緑内障」、片眼5分のレーザー治療の実力は?
第1回 秘かに進行する「正常眼圧緑内障」にも有効
星良孝(ステラ・メディックス)
緑内障は、眼圧をコントロールする「房水」が詰まる病気
「レーザー治療の仕組みを理解するためには、まずは目のつくりについて知っておくとよいでしょう」と冨田氏。
人の目はカメラに例えられる。カメラと同じように、「水晶体(すいしょうたい)」と呼ばれるレンズで光を集めて、フィルムに当たる「網膜(もうまく)」にその光を集める仕組みになっているのだ。カメラの中を満たしているのが、透明なゼラチンのような「硝子体(しょうしたい)」という物質。網膜に集まった光は「視神経(ししんけい)」という神経を通して脳に送られる。