日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > 「腰が痛い」ときの対処法 ~この方法で痛み解消  > 「腰が痛い」ときの自己診断~あなたの腰痛はどのタイプ? どうすれば治る?  > 6ページ目
印刷

「腰が痛い」ときの対処法 ~この方法で痛み解消

「腰が痛い」ときの自己診断~あなたの腰痛はどのタイプ? どうすれば治る?

第3回 様々な腰痛の症状と原因を知り、治療法を理解したい

 梅方久仁子=フリーライター

変形性脊椎症~加齢により椎間板と椎間関節が変形

どんな病気

 加齢により椎間板や椎間関節が変形することで誰にでも起こりうる一般的な病気である。軽いうちは無症状のことが多いが、変形が進むと痛みが起こったり、腰の動きが制限されて柔軟性が失われる。レントゲンでは椎間板の隙間が狭くなったり骨棘(こつきょく)形成がみられる。また人により脊柱管狭窄症が現れることがある。

治療法

 痛みの強いときは腰部をサポーターで固定し、痛み止めを服用し、活動を制限して苦痛の軽減をはかる。慢性期であれば腰臀筋や腹筋の筋力増強運動、ストレッチ体操などの運動療法を行う。また膝から下の足にしびれや筋力低下などの神経症状が現れた場合は整形外科専門医を受診し、脊柱管狭窄症に進行していないかを診てもらう必要がある。

腰椎変性すべり症~腰椎がずれることで神経を圧迫する

どんな病気

 腰椎の関節が変形して上下の椎骨がずれることで脊柱管が狭くなって神経が圧迫されるために腰痛や脚のしびれ・痛み、神経性間歇跛行がおこる病気で、腰部脊椎管狭窄症の一種とされている。腰椎の後屈で症状が悪化し、前屈姿勢で楽になる特徴がある。

 進行すれば歩行距離や立っていられる時間が短縮して日常生活動作の障害や排尿障害が出現するようになる。中年女性に多くみられ、とくに第4腰椎に発生することが多いが、第3腰椎にみられることもまれではない。レントゲンでは椎体の前方すべりと椎間関節の変形がみとめられ、MRIですべり椎の部分で神経が圧迫されていることで診断される。

治療法

 まずは病気のメカニズムを理解し症状の悪化につながるような生活動作を避けるようにする。治療としてはコルセット、消炎鎮痛剤の服用、腰椎牽引や温熱などによる物理療法を行い、効果が得られなければ硬膜外ブロックなどの神経ブロック療法を行うこともある。これらの治療で効果が得られずレントゲンやMRIで明らかな神経狭窄がある場合は、手術が行われる。神経を圧迫している椎弓や靱帯を切除する手技は腰部脊柱管狭窄症と共通である。椎体のすべりに伴う不安定性があれば脊椎固定術を追加する。

脊柱側弯症~背骨が左右に弯曲、思春期に進行しやすい

どんな病気

 正面から見ると、通常まっすぐな背骨が左右に弯曲している状態。原因不明で思春期に現れやすい特発性側弯症が多いが、先天性のもの、他の病気が元になって発生するものもある。

 進行すると脊柱変形が衣服の上からも分かるようになり精神的に憂鬱な気分になったり、腰背部痛が出やすくなったりする。変形が高度になれば肺機能の低下をきたすこともあり、早期診断と適切な治療が大切である。

治療法

 特発性側弯症については学童期に側弯検診で指摘されて病院を受診して診断されることが多い。成長期に進行しやすいため定期的な経過観察を受け、25度以上の側弯症には進行を予防するためにコルセットを装着するが、50度をこえるような重症の場合では、手術による矯正が勧められる。

日経グッデイ初割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

  • 第3波を乗り切るためのコロナ対策

    新型コロナウイルスの新規感染者が再び急増し、日本は今、流行の第3波を迎えている。今後さらに気温と湿度が下がると、ウイルスの生存により適した条件が整うようになる。これ以上の流行拡大を防ぐためには、1人1人が感染予防策を改めて見直し、感染リスクの高い行動を避けて生活することが不可欠だ。第3波を乗り切るためのコロナ対策を、もう一度まとめた。

  • 寝たきり予備軍「フレイル」を防ぐためにできること

    老化を防ぎ、健康寿命を延ばすためには、加齢により心身が衰えた状態である「フレイル」の予防が必要になる。フレイルは、健康な状態と要介護状態の中間に当たるが、これを避けるために特に重要なのが「筋肉量の維持」だ。筋肉量が減少すると、足腰が弱くなって寝たきりにつながるだけでなく、認知症や心疾患のリスクが上がることも分かってきた。筋肉量を維持し、フレイルを防ぐために何をすればよいだろうか。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday初割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.