ウォーキングをレベルアップするカギはコース選びにあり!
【応用編】第2回 レベル別に3つのコースを用意して歩き分ける
松尾直俊=フィットネスライター
「例えば、2kgのダンベルでアームカール(*1)を繰り返していると、初期の頃は上腕部の筋肉が発達しますが、一定レベルに達すると逆に細くなるという現象が起こることがあります。これは同じ刺激を繰り返し受けているうちに、体がそれ以上のパワーは必要ないと判断して、より少ない筋肉で効率良く動く方向にシフトしてしまうためです。人間の体にはもともと、飢餓に備えて、活動エネルギーになる脂肪の蓄積を優先させる働きがあります。筋肉は大量のエネルギーを消費する器官なので、その量は常に必要最小限に抑えようとするのです」(中野さん)