夜中トイレに起きたら「男性ホルモン低下」を疑え!
第1回 男性ホルモンが低いと死亡リスクも高まる
松尾直俊=フィットネスライター
脳梗塞や心筋梗塞につながる恐れも
テストステロン不足による不調は、性的な機能の低下だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などの疾患のリスクが高くなることも分かっている。実際、男性ホルモンのレベルを4段階に分けて検証したデータがある。それによると、男性ホルモンの値が最も高いグループの人たちと一番低いグループの人たちを比較すると、高い人たちは脳梗塞や心筋梗塞といった血管系の病気にかかる割合が約5割も少なく、がんに罹患する割合も約3割少なかったという。