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ストレスに強くなる3つの習慣

ストレスに強い人と弱い人の違いは何か

【前編】非合理な考え方から合理的な思考に転換する習慣を身につける

 高島三幸=ライター

ストレスに強い人は合理的に考える

「合理的な考え」を意識する

 では、ストレスに強い人と弱い人の違いはどこにあるのだろうか。

 それは「出来事」に対する当人の「受け取り方や捉え方」だ。その結果、ストレス反応に違いが生じるのだと𠮷野さんは話す。これは米国の臨床心理学者、アルバート・エリスの「ABC理論」(「論理療法」という心理療法の1つ)として知られている。

アルバート・エリスの「ABC理論」
ストレスに強いか、そうでないかは、出来事の「受け取り方」によって変わってくる。ストレスに強い人は考えが合理的だ。(『「職場のメンタルヘルス」を強化する』を基に作成)

 例えば、仕事で成果が出なかったとしても、「これはチャンスだ」「失敗に終わったが、次につながる課題が見つかった」「これ以上の試練はないはずだから、ここから頑張ってみよう!」など、前向きに捉える人はストレスに強い。つまりポジティブ思考であるか否かだ。逆に「結果が出ないことは恥ずかしい」「なんて自分はダメなんだ」と後ろ向きに捉える人は気持ちが沈み、ストレスに弱いケースが多いという。

50社以上の企業を担当してきた精神科産業医の𠮷野聡さん

 物の感じ方・捉え方は、性格や育った環境によるものも大きいが、トレーニング次第で変えることは可能だと𠮷野さんは話す。

 「ただし、『出来事』には自分でコントロールできること、できないことがあります。コントロールできないことに時間を費やし、悩んだり不安に思ったりしてもムダ。コントロールできることだけを合理的に考えて行動する。実際に日々の仕事の達成感や、自己成長の感覚を大切にする人ほど、激務を乗り切り、結果も出しているように思います」(𠮷野さん)

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