忙しいと真っ先に削りがちなのが「睡眠」。多くの方が、睡眠不足や睡眠の質の低下が、疲れや集中力の低下につながることを実感した経験があるだろう。
問題はそれだけではない。睡眠不足や質が低下すると“太りやすくなる”ことをご存じだろうか。さらに、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病になるリスクも高くなることがわかっている。つまり、ダイエットや生活習慣病対策のために、食事や運動に気をつけていても、睡眠不足がその効果を台無しにしている可能性があるわけだ。
逆に、良質の睡眠を適切な時間取れば、それだけで肥満改善につながる可能性がある。本特集では、30年間にわたり延べ3万人以上の肥満治療を行ってきた左藤桂子さんに、睡眠と肥満や生活習慣病の関係や、具体的な睡眠改善法を聞いていく。