右肩上がりに急増中!「炎症性腸疾患」ってどんな病気?
安倍首相も患う難病、下痢や血の混じった便、腹痛が続いたら病院へ
柳本 操=ライター
右肩上がりに増えている「炎症性腸疾患」
3タイプの腸の病気の中でも急増しているのが、腸が傷つき、ただれる「炎症性腸疾患」だ。
炎症性腸疾患には、炎症の原因が明らかな感染性、薬剤性のものと、原因が分からず炎症が慢性化するものがあり、増えているのは後者の慢性炎症タイプ。後者の代表的な病気には「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」があり、2014年の患者数は潰瘍性大腸炎が17万人、クローン病は4万人だ。グラフを見ると、いずれも30年前と比べて右肩上がりに増えているのが分かる。
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