「油は太る」「油は体に悪い」というイメージを持っていないだろうか。揚げ物を控えたり、肉は低脂肪の鶏ささ身を選んでいるという人もいるだろう。しかし、近年ブームの糖質制限ダイエットでは、糖質を控えれば、油やたんぱく質はいくらとってもいいという。また、「コレステロールが多い卵は1日1個まで」といわれてきたが、最近ではあまり気にしなくてもいいとも聞く。どうやら油の常識が変わってきているようだ。 われわれは、油やコレステロールとどのようにつき合っていけばいいのか。脂質代謝や抗酸化物質に詳しい品川イーストワンメディカルクリニック理事長の板倉弘重さんに話を聞いた。