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こちら「メンタル産業医」相談室

ストレス・疲労に負けない食事の基本は「赤黄緑を1:1:1」

第9回 「朝は缶コーヒー、昼はラーメン」になっている人は要注意

 奥田弘美=精神科医(精神保健指定医)・産業医・作家

 つまり脳細胞に栄養をきちんと送らなければ、仕事に欠かせない思考力・判断力・ひらめきといった知的能力や体力・行動力に影響してしまうというわけです。

 良質なガソリンを与えないと車が最高のパフォーマンスを発揮しないのと同じように、人間の体にとって良質なバランスのとれた食事は欠かせません。粗悪なガソリンを入れた車がエンストしまくるように、体も栄養を無視してカロリーだけ入れていてもダメなのです。

「朝は缶コーヒー、昼はラーメン、夜はコンビニの弁当か丼もの」といったパターンに陥っていないだろうか(c)PaylessImages-123rf

 しかしこの点を非常に軽視している人が、悲しいかな男女ともに少なくありません。一人暮らしの男性に散見されるのが、「朝は缶コーヒー、昼はラーメンかそば、夜はコンビニの弁当か丼もの」といったパターン。女性の場合はもっと悲惨な方もいて、ダイエット志向が常につきまとっているため、「朝はなしか飲み物、昼はおにぎりと春雨スープ、夜はサラダとお菓子だけ」のような栄養失調パターンも。

 こうしたバランスを欠いた食事を続けている人は、若い頃は体力があるため何とか能力を発揮できるかもしれませんが、30代を過ぎると生物学的老化により体力がガクッと衰えるため疲労の蓄積が激しくなります。そのため精神的ストレスや身体的負担が想定外にかかると耐えきれず、体調が悪くなったりメンタル疾患を発症したりして、戦線離脱を余儀なくされるパターンが非常に多いのです。

 成人の体は約40兆個の細胞で構成されていると考えられていますが、これらの細胞にコンスタントに働いてもらうためには、体のオーナーである私たちがバランスの良い栄養を「継続して」与えなければなりません。

心や体の栄養に必要な3つの食品グループ

 心や体をベストな状態に維持するには、基本的に次の3グループの食品が必要だと、しっかり頭に入れておきましょう。3色に色分けして栄養バランスを覚える方法を学生時代に一度は習ったと思いますが記憶が曖昧になっている人も多いので、この機会に今一度確認なさってください。

1. 赤グループ たんぱく質

肉、魚、卵などの動物性たんぱく質、豆腐、納豆などの植物性たんぱく質、チーズ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
(※生クリーム、サワークリーム、練乳は黄グループと考える)

2. 黄グループ 炭水化物・脂質

「炭水化物」は、ご飯やパン、麺類、シリアル、イモ類、コーンなど、「脂質」はバター、サラダ油、オリーブオイルなど
(※イモ類、コーンは野菜だが、糖質が多いので黄グループと考える)

3. 緑グループ ビタミン・ミネラル類

野菜や海藻、果物など
(※ただし果物は果糖など糖質が多く入っているため黄グループとのミックス食品。肥満を気にする人は黄グループとして捉えたほうがよい)


 この3つのグループは次のような働きをします。理解しやすく、かつ覚えやすくするため、私は車に例えて説明しています。

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