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あの人のカラダマネジメント術

小谷実可子さん 50歳を超えて心身がV字回復したと実感

元シンクロ五輪メダリストに聞く(1)

 高島三幸=ライター

 それまでは、寝る前にストレッチをしたり、大学の授業やスポーツクラブで学生や一般の方々に教えたりと、多少は体を動かし、水着になったりもしていました。でも、それは健康づくりのためのエクササイズ的なシンクロであり、人前でパフォーマンスを披露するためのシンクロとはレベルがまったく異なります。当然、人前で演技するような体形ではなかったし、ましてや最後まで演技し続ける体力も自信もありませんでした。でも、すべてを投げ打ってでもショーを成功させたいという思いが強かった私は、体づくりから真剣に取り組むことを決心しました。48歳の時でした。

年上の仲間との刺激的なプライベートトレーニング

 性格上、1人で黙々と練習するのは続かないし、自分を追い込めないと思い、個人的なトレーニングとして「ワークアウト(クロスフィット)」を始めることに。これは、少人数のグループでスクワットやダンベル運動、チューブを持って引っ張る運動といった筋力トレーニングを、45分間、皆で一緒に行うというものです(チューブの強度やダンベルの重さなどは、人それぞれ自分に合ったものを使います)。

 一緒にトレーニングしている仲間は、アスリートではありません。普通に働いていらっしゃる方や主婦。しかも、私より10歳も20歳も年上の方たちが多く、さらに今の私と同じ強度でトレーニングされているので驚きます。私はトレーニングを始めた当初、「ギャオー」「ウォー」「もうダメ…」と悲鳴ばかり上げ、終わった頃には、ゼーゼー、ハーハーと息が切れて倒れ込んでいました。でも、インストラクターやトレーニング仲間から、「ファイトー!」「頑張れ!」「それでもオリンピアンなの?」と励まされたおかげで、ヒーヒー言いつつも自分を追い込んだトレーニングをすることができるようになりました。

トレーニングの最中は「ウォー」「ギャオー」と悲鳴を上げています

 週2回から始め、今は多い時期には週5回通っています。月曜日は、間に10分の休憩を入れつつ、45分のレッスンを3コマ受けるなどし、3年たってやっとトレーニング仲間についていけるようになりました。

 トレーニング仲間の多くは、10年、20年近くこのトレーニングを継続されていて、皆さんに共通するのが、体形が引き締まって美しく、肌ツヤも血色もいいこと。何よりも、女性はかわいらしくカラフルなトレーニングウエアを身にまとい、本当に生き生きと元気にトレーニングされているんですよね。そして、トレーニングが終わると、普段着に着替えて主婦の姿に戻って帰っていく。さっきまでパワフルにトレーニングをしていた人とは別人のような雰囲気で…。皆さんのあのハツラツとした姿は私の目標でもありますし、トレーニングありきでスケジュールを組むような生活になりつつあります。

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