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あの人のカラダマネジメント術

末続慎吾さん 39歳で100mを10秒台で走る方法

元五輪陸上メダリストに聞く(3)

 高島三幸=ライター

それだけで100m走りきれる体力は養えるのでしょうか。

 キックボクシングを3ラウンド3セットやったり、サーフィンを2時間やったりするので、体力はかなり消耗します。心肺機能や筋持久力、基礎体力を落とさないようにすることはできると思います。

 ただ、それらの運動だけで補えないのが筋力です。加齢とともに筋力は落ちてきたので、最近、フリーウエイト(ダンベルやバーベルを使った筋トレ)を始めました。やりたくなったらやるというスタンスですが、若い頃のように集中力も続かないので何種目もやりません。今日はスクワットと決め、1種目だけに集中する。筋肥大させるというより、筋肉に刺激を入れるというイメージでしょうか。自重の2倍となる130kgの重量でハーフスクワットを10回ほどやります。セット数は決まっていなくて、空腹を感じたらやめます。

 最近は練習よりも指導の方が忙しく、人に教えることから得られる学びも僕の走りにつながっているように思います。

「集中力が続かないので、筋トレは1種目だけに集中して行います」

陸上教室ですか?

 いろんなパターンがありますが、小学生とお父さんやお母さんといった親子に教える教室を主宰しています。やってみて実感したのは、大人に教える方が簡単で、子供に教えるのは本当に難しいということ。「腕を振るときは、肘の角度を90度にしなさい」というアドバイスも子供は理解しにくいので、どうすれば分かってもらえるかと考え、「手をパーに開いて…」というところからかみ砕いて説明し、実際に自分の動きを見せます。大人に教えるよりもアウトプット量が多く、試合とは違った緊張感があり、頭も体も疲れる。でも教えることで、走るときに姿勢を真っすぐに保つことがどれだけ難しいかなど、走るための体の動かし方を僕自身も再認識でき、有意義な時間になっています。

 不定期ですが、五輪を目指す選手にもマンツーマンで指導をしています。棒高跳びといった専門外の選手もいて、技術というよりも五輪を目指すメンタル面といった、僕の五輪へのプロセスや哲学などを伝えています。こうした時間も僕自身の学びになっています。

お菓子が食べたくなるのはストレスがたまっているから

年齢を経ても走れる体を維持するために、意識している健康法があれば教えてください。

 食事はできるだけ1人で食べないこと。1人で食べると、動物の餌のようになるんですよ。できるだけ人と会話しながら楽しい食生活を送ることで、気持ちもリラックスします。

 体重や体脂肪をコントロールするために食事を管理するアスリートは多いですが、カロリーを気にしすぎて「これを食べるのはいけない」と管理するほど、太ったり、調子を落としたり、ひどくなると摂食障害になったりするケースがあります。我慢のしすぎはストレスになる。管理をやめた途端、肌つやや調子が良くなる場合が多いように思います。

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