日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > あの人のカラダマネジメント術  > バレーボール柳田選手 ケガ防止「調子よいときこそ冷静に」  > 3ページ目
印刷

あの人のカラダマネジメント術

バレーボール柳田選手 ケガ防止「調子よいときこそ冷静に」

一流アスリートの自己管理術(3)

 高島三幸=ライター

東京五輪の延期に何を思ったのか

東京五輪の延期が決まったとき、何を思われましたか?

 その報道を受ける前に、ドイツで毎日、感染者数が右肩上がりに増えているニュースを見ていたので、不安とともに、この状況で仮に五輪が開催できたとして、一体誰のための五輪なんだろうと疑問に思い始めました。

 欧州から帰国して2週間、ホテルに隔離されていた時も、五輪のことよりも、多くの人の命が危険にさらされているという現状と、この猛威からどうやって自分や自分に関わる人たちを守らなければいけないかということで頭がいっぱいだったと思います。

 五輪の延期が発表されてはじめて、目標設定をもう一度見直し、まずは日本でしっかり結果を出して、コンディションも上げてオリンピックに臨めるような準備をしようと頭を切り替えました。でも、当時はランニングも控えていたし、家で10キロや20キロ程度のダンベルを持ってウエートトレーニングをするぐらいしかできなかった。1回目の緊急事態宣言が解除されて、やっと少しずつ動き出した感じでした。

 こうやって振り返ると、競技や練習が当たり前のようにできることをとても幸せに思います。僕の職業は、バレーボール選手です。仕事ができるという安心感を、改めて得られた感覚ですね。

今後の目標は?

 所属している古巣のサントリーサンバーズでリーグ優勝するということが、まず大きな目標なので、それを達成することで東京五輪への道もスムーズになっていくかと思っています。

 昨シーズンは、コロナでリーグが途中で終わってしまいましたが、その前のシーズンはケガで途中離脱し、シーズンを戦い切れる体を作ることができませんでした。今シーズンはしっかりと体づくりをして、ケガなくリーグを終えることが課題です。

 そして、日本代表になればさらにハードなスケジュールが待っているので、それに耐えられるコンディション作りを目指します。ウイルスという自分たちではどうすることもできない現状で気持ちが揺れないためには、目の前の目標や課題に集中してコツコツと準備するしかないと思います。

◆一流アスリートの自己管理術

第1回

バレーボール柳田選手 伸び悩み防いだメンタルは「自主性」

第2回

バレーボール柳田選手 海外武者修行で学んだ前向きマインド

第3回

バレーボール柳田選手 ケガ防止「調子よいときこそ冷静に」

柳田将洋(やなぎだ まさひろ)さん
バレーボール選手
柳田将洋(やなぎだ まさひろ)さん 1992年東京都生まれ。小学1年生からバレーボールを始め、東洋高校では主将として第41回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会優勝。慶応義塾大学在学中に全日本メンバーに招集される。サントリーサンバ―ズに入団し、2015/16 Vプレミアリーグ最優秀新人賞を受賞。17年にプロに転向し、ドイツ・ティービー・インガーソル・ビュール、ポーランド・クプルム・ルビン、ドイツ・ユナイテッドバレーズでプレー。20年サントリーサンバーズと契約。

先頭へ

前へ

3/3 page

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 加齢で進む胃の不調 機能性ディスペプシアと逆流性食道炎の原因と対策

    加齢により胃の機能が衰えると、さまざまな不調が起きる。ピロリ菌の除菌が進んで胃がんや胃潰瘍が減ってきた今、胃の病気の主役は、胃もたれや胃痛の症状を招く「機能性ディスペプシア」と、胸やけやげっぷが起きる「逆流性食道炎」の2つに移行しつつある。なぜ機能性ディスペプシアと逆流性食道炎は起きるのか、どのような治療が必要なのか、セルフケアで改善・予防できるのか。このテーマ別特集では、胃の不調の原因と、それを解消するための対策を一挙紹介していく。

  • 「中途覚醒が多く寝た気がしない」 中高年の睡眠の悩み解消術

    「睡眠の途中で何度も目を覚まし、眠った気がしない」「早朝に目覚めてしまい、その後なかなか寝付けない」――。歳をとるにつれ、そんな「中途覚醒」「早朝覚醒」に悩まされるようになったという人も多いだろう。なぜ中途覚醒は起きるのか。中途覚醒を解消して、若い頃のような「熟睡」を手に入れることはできるのか。このテーマ別特集では、中途覚醒の原因と、それを解消するための対策を一挙紹介していく。

  • 強い足腰を維持するための「骨」の強化法

    健康長寿の大敵となる「骨の脆弱化」を予防するには、若いうちから「骨を強くする生活習慣」を取り入れていくことが大切だ。このテーマ別特集では、骨が弱くなるメカニズムや危険因子、骨を強く保つための生活習慣のポイントなどについて解説していく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.