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あの人のカラダマネジメント術

甘いもの食べたら走る!「目標を持った体調管理術」に学ぶ

人気トレーナー・中野ジェームズ修一さんのカラダメンテ術【3】

 中野ジェームズ修一

 仕事にオフタイム、生活の質を上げるには健康な体でいることが大切だ。それを実現するために自らが実践している方法を、卓球の福原愛選手や、箱根駅伝で3連覇を果たした青山学院大学陸上部のフィジカルトレーナーを務める中野ジェームズ修一さんに聞くシリーズの3回目。前回「プロの体調管理術『どんな時も起床時刻は変えない』」で紹介した健やかな体づくりに欠かせない「生活リズムのつくり方」に関連し、今回は、中野さん流「体調管理術」について聞いた。

コンディショニングやリカバリーに対する考え方を変える

[画像のクリックで拡大表示]

 みなさんはよく「コンディションを整える」「疲労を回復させる」という言葉を使います。体調を整え、酷使した体をその前の状態に戻すという意味だと思いますが、いったん崩れた体調、疲れた体を元に戻すのは、それなりに時間や労力が必要で、簡単なことではありません。

 重要なのはそうならない段階で、予防医学的な観点で体づくりをしていくことです。私たちフィジカルトレーナーは、選手の体を見たり実際に触ったり、あるいは選手と話をしたりして体の状態を感じ取ります。そして、このまま練習を続けていくと、あるいは試合に出ると、こういう障害やケガが起きるから、このストレッチや強化メニューをやってくださいとアドバイスをします。そうすることでケガや障害が避けられ、選手は万全の状態で練習や試合に臨めるわけです。

 医療従事者であれば、ケガをしたときに治すので、選手からありがとうと感謝されますが、私たちはあまり言葉に出して感謝されることがありません。ケガも何も起こらない、つまり効果が実感できないわけですから当然といえば当然ですね。だから私はドラえもんと出会いたい。「タイムマシンに選手を乗せて、ストレッチやリカバリー、強化メニューをしないと1年後にどうなるかを見せてあげたら、もっと感謝されるんじゃないか」と思うことがあります(笑)。とにもかくにも、選手たちの体に異変を起こさせずに好成績を収めてもらうことは、私たちの仕事が成功したといえる証しです。

体形維持のためのランニングとウエートトレーニング

 そんな私自身の体調管理や体調維持の方法についてですが、月間80~100kmを走るようにしています。これは、体調管理に加えて、フルマラソンやウルトラマラソンに出るためでもあります。スピードは、1kmあたり5分程度が一番気持ちがいいペースです。走るのはだいたい週末ですが、5分を切ろうとすると、ちょっとキツイ感じになってきます。

 それに加えて、ウエートトレーニングもやっています。週に何度か、グループレッスンでデモンストレーションをする時に行うほか、自分自身のためにも週1回くらいは真剣にやっています。

 もし、ジョギングなどをこれから始めようというのであれば、ペースに関しては、個人の体力差があるので、自分ができる範囲で一番気持ちよく走れるスピードでいいと思います。最初から無理をする必要はありません。

 上述した通り、私が走ったり、筋トレを行ったりする理由は2つあります。まず、体形の維持です。なぜなら第1回でも少しお話ししましたが、私は食べることが大好きなのです。もちろん、14品目の食事は守っていますが、食べる量も多いし、甘いものやおいしいパンを探し歩くのも趣味の一つです。ですから、摂取した分のカロリーは消費しないと、体脂肪が増え過ぎるのです。

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