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あの人のカラダマネジメント術

1日30品目は過去の話。人気トレーナーが実践する「14品目食事術」

人気トレーナー・中野ジェームズ修一さんのカラダメンテ術【1】

 中野ジェームズ修一

「1日14品目」がおすすめなワケ

 そこで私が2003年くらいから実践し、提唱しているのが「1日14品目の食材」を食べることです。実は、私は食べることが大好きで、おいしいパンやケーキが大好物です。そうしたものを食べることに関しては、ほとんど制限していません。それにサプリメントも一切とりません。何でもバランスよく食べることが、体づくりには何より必要だと考えているからです。

 食事のバランスに関しては、以前の厚生労働省の指針では「1日30品目」をとることが目標となっていました。いまだにこの言葉を信じている人が多いようですが、実は30品目とっている人の多くがカロリーオーバーになることがわかり、今では削除され、「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを」という表現に変わっています。

 現在、日本には農林水産省が出している「食事バランスガイド」(*1)というものがあります。これは、従来の小難しい栄養素の組み合わせではなく、コマのように逆三角すいになったイラストで料理の組み合わせから栄養バランスを見直すことができるものです。私たちのような体づくりを指導する立場の者から見ると確かに量や組み合わせが考えられていて、よく作られています。一緒に仕事をする管理栄養士の方も「これなら簡単に組み合わせられますね」と絶賛します。ただ、栄養の専門家ではない一般の方に説明すると、どんな組み合わせがいいのか分かりにくいという感想を持たれるようなのです。

 それで私は1日14品目を実践しているわけです。14品目の発想は、ある管理栄養士さんともっとシンプルに栄養バランスについて伝えることはできないかと、話をしているときに生まれました。その内訳は「穀類」「豆・豆製品」「魚介類」「肉類」「牛乳・乳製品」「卵」「果物」「海藻類」「きのこ類」「芋類」「緑黄色野菜」「淡色野菜」「油脂」「嗜好品」(表を参照)です。

[画像のクリックで拡大表示]

 穀類を除く13品目が日に2回ダブらないようにして献立に加えていけばいいのです。例えば、朝食がご飯とワカメの味噌汁、納豆、ホウレン草のおひたし、そして焼き魚だったとします。ご飯は穀類、ワカメの味噌汁が海藻類、納豆が豆・豆製品、ホウレン草が緑黄色野菜で、焼き魚が魚介類なので、5品目がカバーできます。残り8品目を昼食と夕食でうまく振り分けて食べれば、ほぼ五大栄養素が網羅できるというわけです。

 また、「嗜好品」という項目が入っていることも注目してください。これは「心の栄養」です。もちろん栄養を考えることは重要ですが、嗜好品を我慢することはストレスになります。私もスイーツ類が好きですから、1日に1回だけ食べるようにしています。

 日本の食生活には和食だけでなく、中華もあればイタリアン、インド料理に韓国料理も……と、世界中の料理があります。バリエーションが多彩ですから、14品目は比較的簡単に達成できます。それに1日で達成しようとするのではなく、「昨日は少しカロリーをとり過ぎたから今日は抑える」、同じく、「今週は肉類が不足しているから少し多めに」などと、2~3日や1週間単位で考え、調整してもOKです。

*1 食事バランスガイドの詳細については農林水産省のホームページをご覧ください

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