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30~40代から身に付けたい健康習慣

マインドフルネスは食事でもできる 瞑想と同じ効果

東海大・川田医師が提案する30~40代で身に付けたい健康習慣(4)

 二村高史=フリーライター

脳のアンチエイジング効果も!?

 川田教授によると、マインドフルネスの効果は、単に「いい気持ちになった」「効果があったような気がする」といった気分的なものではない。実際に、マインドフルネスによって、脳の構造に変化が現れたという研究報告がいくつもある。

マインドフルネス実践者(青い●)と非実践者(赤い■)で、前頭前野の皮質の厚さと年齢との関係を調べたグラフ。マインドフルネス実践者は年齢が増しても厚さが薄くなっていない(Lazar SWほか.Neuroreport 2005年を改変)
[画像のクリックで拡大表示]

 例えば、前頭前野の皮質の厚さと年齢との関係を調べた研究では、マインドフルネス非実践者では、年齢が増すほど厚さが薄くなる傾向が認められたが、実践者では、年齢が増しても厚さは薄くなっていなかった(*1)。

 同じ研究でマインドフルネス実践者と非実践者の磁気共鳴画像装置(MRI)画像を見ると、実践者は島皮質と前頭前野の厚さが、非実践者に比べて明らかに増していることが分かった。

 脳の前頭前野は、知性と衝動のバランスをとるうえで大切な部分であると同時に、思考、推論、意思決定、情動、思いやりなど、人間を人間たらしめる行動をつかさどるという意味でも非常に重要な部分だ。その厚さが増したことは、マインドフルネスによって「メタ認知能力」が向上したことと関係があると考えられる。

 「通常、前頭前野は老化に伴って最も早く機能が低下してくる脳の場所の一つ。こうした研究報告から、マインドフルネスの実践は脳のアンチエイジングにもつながっていると考えられます」と川田教授。

 30代、40代からマインドフルネスを実践していけば、脳の老化を防ぐことができるかもしれない。

*1 Lazar SWほか.Neuroreport 2005年

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