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中野ジェームズ修一の「遠回りしない体メンテ術」

医師に運動を勧められても「何もしない」人が多い理由

ハードルを下げてまずは運動習慣を身につけよう

 松尾直俊=フィットネスライター

運動を先送りしがちな人が今すぐやるべきこと

最初はぶらぶら歩きでもいいから、運動する習慣を身につけよう。(c)PaylessImages-123RF

 すでに糖尿病などにかかってしまった人ではなく、その「予備群」や、健康診断の結果が少し悪かった人が今すぐやったほうがいいことはなんだろうか。そういう人こそ「まだいいか」と運動を先送りしがちだ。

 中野さんは「最初からキツイ運動をする必要はありません。息が切れるような激しい運動から始めてしまうと、嫌になって継続できなくなります。まずは運動習慣を身につけて、体を動かす楽しさを感じることから始めてください。最初はぶらぶら歩きのウォーキングでも構いませんし、軽い筋トレでもいいです」と言う。

 運動は継続することでその効果が現れる。最初は「ゆるい」と思うところから始めても、回数を重ねるうち、続けているうちに確実に体に効いてくるのだ。

 「運動を続けるコツは、少し頑張れば達成できる目標を設定することです。例えば、ウォーキングであれば、同じ距離を10分かけて歩いていたところを、次の日はかける時間を10~20秒でも縮める。スクワットを10回やっていたのなら、次の日は11〜12回やってみる、といった具合です。小さな成功体験を積み重ねることが運動を継続するモチベーションになりますよ」(中野さん)

 目標をクリアできたら、次のレベルへとステップアップしていくのが望ましい。同じ運度を続けていると、体はそれに慣れてしまい、体力の向上などには貢献しなくなってしまう。運動の負荷を高めて行くと、体型も数値も変わってくるので、それがまた運動することの喜びやモチベーションにもなるのだ。

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
スポーツモチベーションCLUB100技術責任者/PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。卓球の福原愛選手やバドミントンの藤井瑞希選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。東京・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」の技術責任者を務める。『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)などベストセラー多数。最新刊は『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP社)
女性が医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本

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