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中野ジェームズ修一の「遠回りしない体メンテ術」

中野ジェームズ修一 金スマで話題!「血糖値を下げる運動」誕生秘話!

有酸素運動と筋トレを組み合わせたエクササイズで糖尿病予防

 松尾直俊=フィットネスライター

もともとはタクシー運転手のために考案された運動だった!

 運動すると糖は筋肉で消費される。つまり、筋肉が大きいほど、多くの糖が使われるわけだ。

 「これも自動車で例えれば、軽自動車の660ccのエンジンよりも、かつてのアメリカ車の5000ccのエンジンのほうが、多くのガソリンを使いますよね。筋肉が大きいほうが多くの糖を消費できるので、運動しながら筋肉を鍛えて大きくすることが、血糖値を下げるためには重要なのです」(中野さん)

 中野さんが考案したエクササイズは、椅子に手をかけてバランスを取りながら行うのも特徴だ。これにより、体を大きく沈み込ませて、しっかりと筋肉を使うことができる。運動に慣れていない人は、スクワットなどを行っても、バランスが取れないために、筋肉にしっかりと負荷をかけられなかったりするが、椅子を使えば初心者でもバランスが取りやすいので問題ない。

 「筋肉量には、当然、個人差があります。筋肉が少ない方は、体を深く沈み込ませないようにしたり、回数を減らしたりするといいでしょう。筋肉が増えてきたら、負荷を上げればいいのです」(中野さん)

 実は、中野さんによると、このエクササイズは、もともとはタクシー運転手のために考えたものだったという。

 「タクシーの運転手さんは、一日中座っているので、糖尿病になる人が多かったのです。タクシー会社と製薬会社から依頼を受けて、短時間でできる運動を考えました」(中野さん)

 タクシー運転手が勤務中に、血糖値を下げるためにウォーキングすることは難しい。一方、中野さんのエクササイズなら、トイレのあとにでも5分間で行える。

 「タクシーのドアを開け、ドアの上と車両の屋根の上に手をかけてできるエクササイズを考えました。屋内でやるときは、椅子を2つ使うというわけです」(中野さん)

 糖尿病は、一度罹患してしまうと治すことができない。できれば糖尿病になる前に、運動によって予防したい。そのためにも、中野さんが考案したエクササイズを活用しよう。

(イラスト:内山弘隆)

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
スポーツモチベーションCLUB100技術責任者/PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。元卓球選手の福原愛さんやバドミントンの藤井瑞希選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。東京・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」の技術責任者を務める。『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)などベストセラー多数。最新刊は『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP社)。
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