ラクに動ける! 疲れない! つけっぱなしOKの「ゆる巻き」ヒモトレ
北村昌陽=科学・医療ジャーナリスト
ヒモを体に巻くだけで、ラクに動ける「ヒモトレ」。トレーニング時だけでなく、普段からヒモを巻くと、日常的な動作が軽やかになって、疲れにくいという。ポイントは「ゆる巻き」。こんなにゆるくていいの?と驚くほどルーズに巻くのがコツだ。これで体のバランスが整い、重い荷物や階段登りもラクにこなせる。眠っているときも、お勧めだ。
前回は、ヒモを手首に巻いて行うエクササイズ「手首ヒモ」を紹介した(「首、肩、腰のコリやだるさを解消! ひもを巻くだけ『ヒモトレ』の不思議」)。今回は、ヒモを日常的に巻いておくやり方を紹介しよう。
まず最初に、ヒモなし状態で、自分の体をチェックしておこう。やることは簡単だ。椅子に腰を下ろし、そこから立ち上がる。この「立ち上がる」ときの体の感じ、特に太ももにかかる負担感を覚えておいてほしい。
次に、お腹の周りにゆるくヒモを巻いて、同じように立ち上がってみよう。体が感じる負担の感覚(特に太ももの負担)は、どう変わっただろう?
使うヒモは、梱包用ロープなどの少し伸縮するヒモなら何でもOK。スカーフやネクタイでも代用できる(詳しくは前回の記事を参照)。
いかがだろう。ヒモを巻くと、立ち上がるときの動きが軽くなったと感じられたのではないだろうか。
ほかにも、重い荷物を持ったり、人の体重を手で支えたりしてみると、「ヒモあり」と「ヒモなし」の違いがわかりやすい。次ページの動画を参考に、いろいろ試してみよう。
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