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パフォーマンスUPのための“疲れ知らず脳”のつくり方

睡眠より仕事に影響!知られざるマインドフルネスの効果

デキるビジネスパーソンは、瞑想で脳を鍛えている!

 塚越小枝子=フリーライター

考え方を変えるのではなく「今ここ」に注意を向けるとは?

 マインドフルネスとは、「今ここでの経験に、評価や判断を加えることなく、能動的に注意を向けること」だという。これまでの自己啓発が「考え方を変える」ことを目標としてきたのに対して、マインドフルネスは「注意の向け方を変える」ものであり、「今この瞬間を最大限に味わうこと」を重視しているのが特徴だ。

 「『今ここ』に注意を向ける」と言われても、どういうことかピンと来ない人も多いかもしれないが、西本さんの次の説明を聞くと、「なるほど、そういうことか」と納得がいくに違いない。

 「よく嫌なことがあると、いつまでも引きずって思い出したりしますね。今、目の前に嫌なことはなくても、過去のことに対して脳の領域を使うと、再び嫌なことがあったかのように脳はストレスにさらされてしまうと考えられます。今この瞬間に集中すると、過ぎてしまったストレス、あるいはまだ起こってもいないあすのストレスに、わざわざ脳をさらさなくて済みます。ストレスをためるという言い方をしますが、マインドフルネスはその逆という意味で“リラックスをためる”トレーニングの一つなのです」(西本さん)

 ただし、リラックスはマインドフルネスによって得られる効果の一つにすぎない。前述の通り、マインドフルネスは集中力や記憶力、意思決定力、コミュニケーション能力など、仕事や生活全般に通じる脳の基礎力を鍛えるメソッドなのだ。また、心理学者の中には「1日の脳の意思決定の量は限られていて、意思決定を繰り返すことで脳が疲れるが、瞑想を行うと脳のキャパシティーを増やすことができ、疲れにくくなる」と考える人もいるという。瞑想は「疲れにくい脳をつくる」トレーニングとも言えそうだ。

 では、具体的にどのように瞑想を実践すればよいのだろうか。第2回では瞑想のコツをご紹介しよう。

西本真寛(にしもとまさひろ)さん
Campus for Hリサーチマネージャー・公衆衛生学修士
西本真寛(にしもとまさひろ)さん 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了。専門は組織における健康づくり、特にメンタルヘルス(精神保健)。キャンパスフォーエイチはマインドフルネスのアプリ「MYALO」もリリース。

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