体重90kg台のメタボ中年が、肥満遺伝子を調べてみた
検査自体はとても簡単、LINEを使ったアドバイスが効く!
Gooday編集部、田村知子=フリーランスエディター
「遺伝子検査サービス」の低価格化が進み、試しやすくなってきた。がんのかかりやすさ、お酒の耐性、太りやすさなど、遺伝子が影響する範囲は広い。遺伝子情報は一生変わらないことから、「一度検査しておこうか」と思った人もいるだろう。今回の遺伝子特集では、第1回で遺伝子検査サービスの最近のトレンドを、第2回では「肥満関連遺伝子」について詳しく紹介した。最終回となる今回は、肥満遺伝子の検査サービスの具体的な手順と、どんな結果が届くのかをレポートする。
体重90kg台のメタボ中年が、肥満遺伝子を調べた
遺伝子検査が安くなり、受けやすくなったとはいえ、実際にはどんな検査をするのか不安に思う人もいるだろう。そこで今回は、どんな手順で検査をするか、そしてどんな結果が届くかを紹介していく。
具体的には、前回紹介した肥満遺伝子を調べるネオリアの「dダイエット(ディーダイエット)」での手順を見ていく。肥満関連の3つの遺伝子を検査すると同時に、チャット(LINE)を使った食生活のアドバイスや健康弁当が付くサービスだ(詳しくは第2回を参照)。また、DeNAライフサイエンスが提供する「MYCODE」も同時に受けたので、こちらの検査手順もこの記事の5ページ目で紹介する。
今回、遺伝子検査を受けたのは、Gooday編集部の記者A.O。45歳(男)で、身長は179cm、体重97kgという完全メタボ。食べることが生きがいで、揚げもの、ラーメン、甘いもの…みんな大好きで、欲望のままに食べ続けてきたため、まったく痩せない。先日も、ラーメン屋を2軒“はしご”したら、妻に「このままでは早死にするからいい加減にしなさい!」と怒鳴られた。今回、遺伝子検査特集の担当になったのを機会に、遺伝子を検査で自分の体質を知って、ダイエットに取り組む(予定)。
申し込みはウェブサイトから
dダイエットは、ウェブサイトから申し込む。指示に従って、個人情報などを入力していき、クレジットカードで決済すれば完了するので、特に迷うことはない。後は、検査キットが届くのを待つだけだ。
サービス案内では、3つの肥満遺伝子の検査に加えて、チャットを使った食生活のアドバイスが受けられることや、食事(健康弁当、スープが各1つ)がついてくることなども書かれている。「遺伝子検査」のためにサービスを申し込んでいたので、当初はチャットを使ったアドバイスなどは「おまけ」だと思っていて、あまり気にしなかった。だが、サービスを使い始めた後で、それがとても重要なのだと気付くことになる。
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