不足しがちなたんぱく質・ビタミン・ミネラルはカレーの具材で補おう
「朝カレー」は具材で簡単グレードアップ!
仲尾匡代=医療ライター
飽きない工夫はアレンジで

最後に、毎朝カレーを飽きずに食べるにはどうすればよいのかを牧野さんに聞いた。併せて忙しい朝にさっと用意できるコツも伝授してもらった。
「暑い夏は、そうめんや冷や麦、うどんなどに合わせて食べるのもよいですね。めんつゆにカレーのスパイスを入れるだけでも、効果はありますよ」と牧野さん。カレーをゆでて冷やしたうどんにかけてもよいだろう。具を出汁で煮込んでから、カレーをひとかけ入れて溶かし、和風スープカレーにするのもカロリーが少なくてお薦めだ。
「毎回具材が同じだと飽きるので、変化をつけましょう。豚肉は確かにビタミンB1が豊富ですが、豚肉ばかりではなく、ほかの肉も試すといいでしょう。鶏肉にはイミダゾールジペプチドという、『スタミナ源』といわれているたんぱく質が含まれていますし、牛肉には疲労回復に欠かせない鉄が多く含まれています。また、同じたんぱく源となる大豆製品も入れるといいでしょう」と牧野さんは話す。
スタジオ食(sutudio coo)主宰、管理栄養士
