2人に1人ががんになるといわれる時代になりました。有名人の告白(カミングアウト)などによって、昔ほど遠い病気ではなくなりつつあります。がんになったから気付けたことも少なくありません。「自分も将来なるかもしれない…」と漠然と不安に思っている人、がんと診断されて落ち込んでいる人、がんとの共生を決心した人――、一人ひとりのがんとの関わりは違っても、がんと向き合った先人の経験や気付きは、多くの人にきっと役に立つはずです。自身もステージ4の肺がん患者である日経BP社山岡鉄也が、がんと正面から向き合った人々に話を聞き、彼らの経験や気付きについて紐解いていきます。