【夏の新快眠術】運動は朝より夕方以降、適度なアルコールはプラス
筋弛緩法で寝付きを改善、こむら返りはストレッチで防ぐ!
伊藤和弘=フリーランスライター
今年もまた寝苦しい夏がやってきた。ただでさえ十分な睡眠時間を確保できない忙しいビジネスパーソンにとって、熱帯夜が続くこの季節は最悪だろう。眠れない夜をなくすにはどうしたらいいのか。編集部が集めた数十の“夏の快眠ノウハウ”の中から、睡眠の大家である日本大学医学部精神医学系の内山真主任教授に真偽を尋ね、お墨付きを得たものを「生活習慣」「食事・運動」「睡眠環境」のジャンル別にお届けしていく。1回目の「生活習慣編」に続き、2回目の今回は「食事・運動編」をお届けしよう。

一年で最も寝苦しいこの季節、ぐっすり眠るためにはどうしたらいいのか? 「生活習慣」に関する快眠術を取り上げた前回に続き、第2回は「食事と運動」に関するおすすめ快眠術を紹介する。「睡眠薬を飲むくらいなら寝酒のほうがいい」とか、「牛乳を飲むとトリプトファンというアミノ酸の作用でよく眠れる」とか、いろいろな情報を耳にするが、何が正しくて、何が間違っているのだろう。
まずは、「食事・運動」にまつわる快眠リテラシーを下のチェックリストで確認してみてほしい。この中に正しいと思うものが1つでもある方は、誤った快眠術を実践している可能性がある。以下に紹介する正しい快眠術を習得、実践することをお勧めする。
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