【夏の新快眠術】就寝前の無理な入浴は不要、寝付き改善のカギは朝!
日の長い夏は睡眠時間が短くてもOK! ”スマホのブルーライトは影響少ない”という新事実も
伊藤和弘=フリーランスライター
今年もまた寝苦しい夏がやってきた。ただでさえ十分な睡眠時間を確保できない忙しいビジネスパーソンにとって、熱帯夜が続くこの季節は最悪だろう。眠れない夜をなくすにはどうしたらいいのか。編集部が集めた数十の“夏の快眠ノウハウ”の中から、睡眠の大家である日本大学医学部精神医学系の内山真主任教授に真偽を尋ね、お墨付きを得たものを「生活習慣」「食事・運動」「睡眠環境」のジャンル別にお届けしていく。

エアコンの効いたオフィスでのデスクワークや、酷暑の中での外回り。夏は仕事の疲れがたまりやすい季節であるにもかかわらず、夜は暑さで寝苦しく、朝も早めに目が覚めたりして、なかなか快眠を得られにくい。
そんな快眠に飢えたビジネスパーソンの眠りの質を改善するには、正しい快眠術を知ることが近道となる。エビデンスが十分でない俗説に惑わされている時間はもったいない。正しい知識を得るためにも、まずは、あなたの快眠リテラシーを以下のチェックリストで確認してみてほしい。
このリストでチェックが1つでもついた人は、誤った快眠術を実践したり、無駄な努力をしてしまっている恐れがある。チェックした項目の右側に示したページヘ進むか、次ページから紹介する正しい快眠術を読んで習得、実践してみることをお勧めする。