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メタボ・肥満解消に効果!「代謝アップ」大作戦

冷えが気になる…そんな人は「お風呂体ひねり」で血流アップ

冷え改善につながる効果的な運動&入浴法とは?

 村山真由美=フリーエディタ―・ライター

生活の変化に左右されない運動習慣を持つと強い

 血流を良くするための運動は、スポーツクラブなどで「わざわざ行う運動」である必要はない、と福田さん。むしろ、毎日の習慣に組み入れると継続しやすく、効果的だ。

 「若く見える人の中には、『運動は何もしていません』という人がいます。そういう人によくよく話を聞いてみると、『子供が運動が好きなので、休みの日は子供につき合って走り回っています』とか、『通勤に自転車を使っています』とか、あえてやろうとしていない運動が生活の中に組み込まれている場合が多く、本人に自覚がなくても、結局、動いているのです」(福田さん)

 スポーツクラブに通うのはいいことだが、仕事が忙しくなったり、転勤したり、家族に介護が必要になったり…。人生にはさまざまな変化がある。それによってスポーツクラブに通えなくなってしまうことも多い。

 「ある50代の女性で、大変若く見える方がいました。血液検査の結果も驚くほどいい数値を保っている。そこで、生活についてうかがったところ、学生時代から30年以上、入浴前に腹筋、背筋、腕立て伏せを10分間行う習慣があるということでした」(福田さん)

 そう、どんなに忙しい人でも、どんな環境であっても、毎日行うのは「入浴」だ。「入浴前に10分間の筋トレを行う、あるいは、入浴中に運動を行うなど、入浴をフックにすると、生活に変化があっても運動を習慣化しやすく、おすすめですよ」(福田さん)。

入浴をスモールチェンジするススメ

入浴は血液力を高めるだけでなく、リラックス効果もある ©PaylessImages-123rf

 入浴は、運動と同様に血流を良くする効果があるばかりか、現代人にとって、それだけではないポテンシャルも秘めている、と福田さんは言う。「近年、冬でもシャワーだけで入浴を済ませてしまい、湯につからない人が多いですが、それは、非常にもったいないことです」(福田さん)。

 湯につかるメリット、それはまず、血管が拡張し血流が良くなることだ。「シャワーでも血流は良くなりますが、湯につかると水圧のマッサージ効果が加わるため、末端の血液が素早く心臓に戻ります。また、湯の中では浮力が体を支えるため、筋肉を休めることもできます」(福田さん)

 また、湯につかることは副交感神経を優位にする働きがある。自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つのバランスがとれている状態が理想であることは、ご存じの方も多いだろう。自律神経は私たちが生きるために発達してきた神経だ。現代よりも、狩猟時代を想像するとわかりやすい。

 「交感神経は戦闘態勢のときに働く神経です。例えば、獲物を追ったり、獣や敵に追われたりしているときは、心臓がドキドキして、血管は収縮し、血圧が上がります。このとき、手足は冷たくなっています。なぜなら、体表に血液を送ってしまうと、万が一ケガをしたとき、出血多量で死んでしまう可能性が高くなるからです」(福田さん)

 一方、副交感神経はリラックスしているときに働く神経だ。「食事をしたり、ゆっくりしているときは、血管は弛緩し、血圧が下がります。眠くなると手足がポカポカしてくるのは副交感神経が優位になり、手足の血流が良くなった印です」(福田さん)。

 この交換神経と副交感神経がバランス良く働いているのが理想的な状態だが、現代人は、交換神経ばかりが優位になりがちだという。

 「現代人は、獣に追われることはありませんが、狩猟時代とは違うストレスを抱えています。たとえば、仕事に追われている人や、上司や客先に叱られるのではないかとハラハラしている人は、戦闘態勢に置かれているようなものです。家に帰れば帰ったで、家事に追われたり、子供の世話や介護など、やらなければならないことが多い。もろもろをめぐって夫婦のバトルがあったりすると、家庭でも気が休まらないというのが実情です」(福田さん)

 会社でも家庭でも気が休まらない=交感神経がずっと優位、という人が多いのだ。

 今、入浴をシャワーで済ませている人は、湯につかり、副交感神経を優位にすることをおすすめする、と福田さん。湯の中で運動をすると、さらに血流アップが望めるのがだから、やらない手はない。

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