
若くても要注意のロコモ 合計30秒であなたの「動き年齢」をチェック
「動き年齢」が実年齢を上回る人は、今すぐ運動を始めよう
村山真由美=フリーエディタ―・ライター
どちらも椅子に座って行うので、まずは図1の(1)(2)のような準備をする。次に、(3)(4)のように体勢を整えてからスタートしよう(各テストのやり方はその下の動画をご覧ください)。
【図1】テストを実施するにあたっての準備について
(1)キャスターの付いていない、床にしっかり固定して置ける椅子を用意する
(2)足元にテープなどを使って30cm幅のラインを引き、目印をつける
(3)背筋を伸ばして浅く腰掛ける。膝は90度に曲げ、足の裏をぴったりと床につける
(4)両手で座面の横をつかみ、両足をラインの内側に置く
■「10秒足踏みテスト」
スタートと同時に足踏みを開始。10秒間「できるだけ速く」行い、片足がついたのを1回として、何回ついたか数える。
■「20秒開閉テスト」
床面にある2本のラインの内側に両足を置いた状態からスタート。スタートと同時にラインの外側に両足を動かし、すぐにラインの内側に戻す(このときラインは踏まないように)。この動作を20秒間「できるだけ速く」行い、内側に両足が何回ついたかを数える。やっているうちに足がもつれることもあるが、ちゃんとできた分だけを数えること
どちらのテストも、「できるだけ速く」行うのがコツだ。時間を計測しながら回数を数えるのは難しいので、誰かに時間を計測してもらうとよい。また、スマートフォンのカメラ機能でスロー録画してから再生すると数えやすい。
各テストにおける年代別の平均値を示したのが次の表(図2、図3)だ。あなたの「動き年齢」は何歳だろう。ぜひ測定して、自分の動き年齢が実年齢に比べてどうであるかをチェックしてほしい。