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メタボ・肥満解消に効果!「代謝アップ」大作戦

「プラス10cm歩行」で、ウォーキング効果は格段に上がる

記者の歩行年齢も「プラス10cm歩行」でマイナス7歳に!

 村山真由美=フリーエディタ―・ライター

正しい歩き方を「続ける」コツは?

 ただし、「歩き方を改善することは簡単なのですが、正しい歩き方を“続ける”ことは難しいんです」と、花王・開発研究第2セクター パーソナルヘルスケア研究所で歩行解析研究に携わる仁木佳文さんは言う。

 「筋力が低下している人が正しい歩き方をするのはラクではないため、すぐに元の歩き方に戻ってしまうのです。そこで、当社が自治体などと協力して行っている歩行測定会では、参加者に測定会のあと、活動量計(前回記事参照)をつけて毎日、歩行量と歩行速度をチェックするように促しています。そうして日々数値でチェックする習慣をつければ、日常的に正しい歩き方を意識できるようになることが分かりました」(仁木さん)

 筋肉が少ない人は、少ないなりにラクに移動できる歩き方をするという。それを放置すると、背中は丸く、歩幅は小刻みになり、広い歩隔で外股に歩く高齢者特有の歩き方になってしまう。歩き方には年齢が出る。いつまでも若々しい人と見られたいなら、ファッションやメイクで若づくりをするよりも、足の筋肉を強化してさっそうと歩けるようにしたほうがいいようだ。

歩行解析研究に携わる花王のプロジェクトメンバー。前列中央の男性が仁木さん
[画像のクリックで拡大表示]

 「例えば、歩幅が狭い人が歩幅を広くして歩き続けると疲れてしまいます。歩幅を広げて歩いたり、普通に歩いたりすることを交互に繰り返して、メリハリをつけて歩くといいかもしれません」(金さん)

 花王の歩行測定会は、同社が自治体や企業、高齢者施設などと組んで開催しているもので、個人で直接連絡して測定してもらうことはできないが、少なくとも「プラス10cm歩行」を実践すれば、ウォーキング効果が上がることは分かった。いつもの歩き方を「スモールチェンジ」して、代謝アップを図ろう

まとめ
散歩の際は、「プラス10cm」を意識!
2~3人で散歩をする場合は、思い出した人がその都度「プラス10cm!」と声を出して言うのもいいでしょう。
金 憲経(キム ホンギョン)さん
東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と介護予防研究チーム 研究部長 筋骨格系老化予防の促進 テーマリーダー
金 憲経(キム ホンギョン)さん 1984年慶北大学校(韓国)体育学部体育教育科卒業、1994年筑波大学大学院スポーツ科学研究科修了後、1996年同大学体育科学系講師就任。1998年より東京都老人総合研究所(現:東京都健康長寿医療センター)主任研究員を経て現職。体育科学博士。
仁木佳文(にき よしふみ)さん
花王・開発研究第2セクター パーソナルヘルスケア研究所 プロジェクトリーダー
仁木佳文(にき よしふみ)さん 1987年花王株式会社入社。サニタリー研究所にて乳幼児、高齢者向け商品開発を担当。現在パーソナルヘルスケア研究所にて歩行解析研究を中心とする健康ソリューション研究担当。

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