日経Gooday TOP  > からだケア  > がんになった妻から夫へのお願い  > がんの手術前後や治療開始後に、妻が夫にお願いしたいこと  > 3ページ目

がんになった妻から夫へのお願い

がんの手術前後や治療開始後に、妻が夫にお願いしたいこと

卵巣がんサバイバーが提案する がんになった妻の支え方(2)

 太田由紀子=産業カウンセラー/フリーライター

【 手足のしびれ 】

 手足のしびれは、目に見えない症状で分かりにくいせいか、あまり知られていない副作用ですが、抗がん剤治療を受けた、ほとんどのがん患者が辛いと言います。私が入っている患者会のアンケートでは辛い副作用NO.1でした。

 足の場合は、常に粗めの砂利を踏んでいるような感覚で、足の裏や指がしびれと痛みで嫌な思いをします。治療の回数が増えるたびに、そのしびれは強く不快になります。次第につまずいたり転びやすくなるので、危険も伴います。

 また手の場合は、指先の感覚が麻痺してよく分からなくなりますので、手に持ったつもりで落としたり、熱さを感じにくいなど、生活にも支障が出ます。

妻の様子に気を付けて!少しの気遣いが身に染みます

 しびれを緩和する漢方薬なども処方されますが、少なくとも私の“がん友”の中には、この薬がよく効いたと言う人は誰もいません。傷んだ神経が修復されないとその症状は改善されないので、とても時間がかかるのだと思います。

 治療終了からもうすぐ8カ月の私もまだしびれはありますし、早い人でもしびれが取れるまでに2年かかり、一生取れない人もいるといわれる悲しい副作用です。

 薬を飲んでも改善しない副作用にどう向き合うか、必要なのは夫の気遣いと優しさです。つまずかないよう、足下に物を置かないようにする。何か手渡す時は両手を添える。妻が確実に何かを終えるまで、気長に待ってあげる。そんな少しの気遣いが妻には身に染みます。

 時には手足のマッサージをしてあげてください。治らなくてもスキンシップの優しさには、妻の痛みやしびれを軽くする効果があると思います。

【 身体中の筋肉や節々の痛み 】

 私の場合、最初の副作用は身体中の痛みでした。具体的に言えないけれど、身体中…、心臓、腰、足首、手首の節々など、ありとあらゆるところが痛い! 思ってもいなかった副作用に驚き、後悔しました。

 何の後悔でしょうか?

 それは、抗がん剤治療を選んでしまった後悔です。医師から抗がん剤治療を勧められた時、とても抵抗がありました。ドラマでしか知らない恐ろしい治療を自分が受けるなんて考えられません。また、抗がん剤に否定的な人は多く、「抗がん剤はいい細胞もやっつけてしまう“悪”だからやめろ」「再発したら考えれば?」なんて無責任なことを言う人もいました。

  • facebookでシェア
  • Twitterにツイート

PR

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

FEATURES of THEMEテーマ別特集

テーマ別特集をもっと見る

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

PC表示

NIKKEICopyright © 2022 Nikkei Inc. All rights reserved.