日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > “蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法  > 「年寄りは蚊に刺されてもかゆくない」は本当だった  > 2ページ目
印刷

“蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法

「年寄りは蚊に刺されてもかゆくない」は本当だった

蚊に刺された後の反応は「すぐ」と「遅れて」の2種類ある!

 夏秋 優=兵庫医科大学皮膚科准教授

蚊に刺された回数でアレルギーの現れ方が変わる

 何度か蚊に刺されると、まず遅延型が現れます。その後、さらに刺されてアレルギー反応を繰り返すようになると、遅延型に加え即時型も現れるようになります。

 即時型と遅延型が同時に見られる時期が続いた後は、遅延型が次第に出なくなっていき、即時型だけが残るようになります。さらに、即時型も弱まり、最終的には、蚊に刺されても皮膚反応が現れなくなります。蚊に刺された後に出るアレルギー反応の段階(ステージ)は、表1のように進んでいきます。

表1◎ 蚊を含む虫刺されに対する反応と日本人に見られやすい年齢の目安(夏秋先生による)
ステージ1反応なし新生児期
ステージ2刺された翌日以降にかゆくなる
(遅延型のみ)
乳幼児期~幼児期
ステージ3刺されてすぐにかゆくなり、一度治まるが翌日以降に再びかゆくなる
(即時型+遅延型)
幼児期~青年期
ステージ4刺されてもすぐにかゆくなるだけ
(即時型のみ)
青年期~壮年期
ステージ5反応なし老年期

かゆみ・腫れの現れ方は「年齢より蚊に刺された経験」による

人間の皮膚から血を吸うアカイエカ。(提供:兵庫医科大学皮膚科 夏秋 優先生)
[画像のクリックで拡大表示]

 四季のある日本では、蚊に刺されるのは夏場だけ。蚊に刺される頻度にものすごくバラつきがあるわけではないので、こうした反応のステージが年齢とともに進行していく傾向があります。

 もちろん、蚊に刺される頻度や体質によって、進み具合に差が出てきます。例えば、子どもの頃からよく蚊に刺されている人は、早い段階で無反応になることもあります。逆に、蚊にめったに刺されない人は、年配になってからも即時型が続くことがあります。「歳をとると、蚊に刺されてもかゆくなくなる」というのは一概にいうことはできません。

     *     *     *

 次回は、悔しくも蚊に刺されてしまった後の対処法について、夏秋先生に解説してもらいます。「一番気を付けなければならないのは、かき壊しによる細菌感染」と話す夏秋先生イチオシの「薬を使わずにかゆみを抑える方法」とは? …ぜひ、公開をお楽しみに。

(談話まとめ:田村知子=フリーランスエディター)
夏秋 優(なつあき まさる)先生
兵庫医科大学皮膚科准教授
夏秋 優(なつあき まさる)先生 1984年兵庫医科大学卒業。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校皮膚科研究員、兵庫医科大学皮膚科、大阪府済生会吹田病院皮膚科医長などを経て、2000年より現職(当時は助教授)。専門は虫による皮膚病、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、漢方治療。著書に『Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎』(学研メディカル秀潤社)がある。

先頭へ

前へ

2/2 page

日経グッデイ春割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 肩の痛みから高血圧まで、「姿勢の崩れ」は様々な不調の原因に

    「姿勢」が、肩こりや腰痛の原因になることを知っている人は多いだろうが、足の痛みや高血圧、誤嚥性肺炎まで、全身の様々な不調・疾患の原因になることをご存じの方は少ないかもしれない。これまでに掲載した人気記事から、姿勢と様々な病気・不調との関係について知っておきたいことをコンパクトにまとめた。

  • あなたも「隠れ心房細動」?! 高齢化で急増する危険な不整脈

    脈の速さやリズムが乱れる「不整脈」。その一種である「心房細動」は、高齢化に伴い患者数が増加しており、潜在患者も含めると100万人を超えると言われている。心房細動の怖いところは、放置すると脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす可能性があることだ。本記事では、心房細動の症状や早期発見のコツ、治療のポイントなどをコンパクトにまとめた。

  • 変形性膝関節症のつらい痛みを改善する運動とは?

    年を取ると多くの人が感じる「膝の痛み」。その原因で最もよくあるケースが「変形性膝関節症」だ。膝が痛いと外出がおっくうになり、体を動かす機会が減るため、そのまま何もしないとますます足腰が衰えてしまう。だが実は、変形性膝関節症の痛みをとり、関節の動きを改善するために有効なのが、膝への負担を抑えた「運動」なのだ。ここでは、膝の痛みが起きる仕組みから、改善するための運動のやり方までをまとめよう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday春割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.