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“蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法

相乗効果! プロは長時間作用型と1プッシュで“蚊が居づらい環境”を作る

週に1回、家の周りのたまり水をなくし蚊の発生を防ぐ

 足立雅也=日本防疫殺虫剤協会技術委員

表1◎ ピレスロイド系殺虫剤の特徴(続き)
使用方法/特徴使用場面注意点
液体(リキッド)蚊取り・殺虫成分を含む薬液の入ったボトルを、電熱器に装着して揮散させる
・煙が出ないので、機密性の高い部屋での使用に適している
・液体ボトル1本で30日から180日など長時間使用できるので、交換の手間が少ない
屋内・電熱による火傷に十分注意する
・定期的な換気は必要だが、人の出入りが頻繁な場所では効果が弱まる
・長時間の連続使用ができるが、スイッチを入れてから効果が表れるまで30分程度かかる
ファン式蚊取り・殺虫成分を含ませたカートリッジを送風器に装着して、ファンによる風力、回転による遠心力で揮散させる
・電池式のため、設置場所を選ばず、火傷の心配もない
・60~180日など長時間使用できる
置き型タイプは屋内、携帯タイプは屋外でも使用できる・屋内で使用するときは、定期的に換気する
ワンプッシュ(定量噴射)式蚊取り・蒸散性の高い殺虫成分を、噴射ガスの圧力により定量噴霧する
・部屋の広さに応じた回数(量)を使用する
・1回の噴霧量が少なく、ワンプッシュで12時間程度から24時間程度効果が続く
・拡散が早く、即効性がある。気化した薬剤が壁や天井などにも付着するので、そこへとまった蚊にも有効
屋内・噴射する方向に注意し、顔などにかからないようする
・火気のそばでは使用・保管しない
・廃棄前にはガスを抜く

「長時間タイプ」+「ワンプッシュ」で蚊が嫌がる空間を作る

 私自身は、交換の手間が少なく、長時間使用できるリキッドタイプをメーンに使用。ただし、電源を入れた直後や人の出入りの際に蚊を部屋に入れてしまったときには、即効性があり、壁や天井にとまった蚊にも有効なワンプッシュ式を併用しています。

 庭木や生垣などは剪定をして、ヤブカに効く庭用のエアゾール殺虫剤を使用するといいでしょう。ただし、野菜など人が口にするものを栽培している場合は、かからないように注意します。

 ピレスロイド系の蚊よけ成分には、窓や玄関ドアに吊り下げたり、網戸に貼ったりするタイプがあり、よく使われているのを見かけませんか。実は、こうしたタイプは風向きの影響を受けやすく、有効成分が風に流されて、満足のいく効果を得られないこともあるでしょう。現在のところ、防除用医薬部外品の承認を受けている製品もないので、蚊に対する効果について検証が行われていない商品もあります。ピレスロイド系の殺虫成分を繊維に練りこんだ衣服なども市販されていますが、どの程度蚊に刺されない効果があるのか不明です。

人体には無害とされるが、ペットがいる家は注意!

 ピレスロイドは、害虫の神経に作用して、麻痺させることで駆除します。人体への影響を心配する声も聞かれますが、人などの哺乳類では、解毒作用で分解された後、体外へ排出されるので、蓄積して健康被害を及ぼすという心配はいりません。とはいえ、人やペットに向かって使用しないよう十分に注意し、アレルギーや刺激に弱い体質の人は、薬剤に触れたり、吸い込んだりしないようにしてください。

 また、ピレスロイド系はカブトムシやクワガタ、スズムシといった昆虫、金魚や熱帯魚、鯉などの魚類にも影響が出やすいので、これらのペットから離れた場所で使用するか、万が一のことを考えて使用を避けるほうがいいでしょう。

 使用に当たっての注意事項は、商品パッケージに記載されています。必ず読んでから購入、使用するようにしてください。

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