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“蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法

子どもはダメ? 蚊の虫よけ剤、選び方、塗り方のコツ

成分濃度の差は何か…などプロに聞いた!

 足立雅也=日本防疫殺虫剤協会技術委員

蚊に狙われないよう、虫よけはまんべんなく塗る

 ディートが入った虫よけは、高圧ガスが充填してある「エアゾルタイプ」、霧状にミストが広がる「スプレータイプ」、「液体・ジェルタイプ」、「シートタイプ」など、商品の剤型(種類)は多岐にわたります。

 「エアゾルタイプ」や「スプレータイプ」は、吹き付けることができます。しかし、ムラができてしまうので、吹き付けた直後に手のひらで塗り広げることがポイントです。蚊は塗りムラを感知して、虫よけのかからなかったわずかな隙間を刺してきます。顔の付近に吹き付けると目に入ったり、吸い込んだりして刺激を受けることがあるので、顔や首筋、耳などには、一度手のひらに吹き付けてから塗り広げるといいでしょう。

手でしっかりと肌に密着させることができる「シートタイプ」は携帯に便利

 「液体・ジェルタイプ」と「シートタイプ」は、手にとって肌にムラなく塗り広げるように使用します。ただし、「エアゾルタイプ」「スプレータイプ」よりディートの濃度が低い傾向があり、1~2時間ごとに塗り直す必要があります。

 このほかに、シールタイプやバンドタイプといった身に付けるタイプのものもありますが、ユスリカやチョウバエを対象とし、蚊成虫が対象になっていないものが多く見受けられます。たいていは医薬部外品ではありません。身に付けるタイプを使用する場合は、適用害虫に蚊成虫が表記された医薬品、または、防除用医薬部外品を選ぶようにしましょう。

子どもにディートを使っても大丈夫?

 ディートを12歳未満の子どもに使用する場合は、以下のような使用回数の目安と、顔には使用しないことが決められています。これは、カナダ保健省農薬管理規制局の規制に準じたものです。デューク大学の研究で子どもに対する健康被害が報告されたことから、カナダではこのような規制が設けられていますが、厚生労働省による検討会の検証では、その事実は確認されていません。しかし、安全性と適正使用を考慮して、カナダの規制を参考にすることになりました。

子どもへの使用の目安
  • 生後6カ月未満:使用しないこと
  • 生後6カ月以上2歳未満:1日1回
  • 2歳以上12歳未満:1日1~3回

新しい成分「イカリジン」、子どもに年齢制限なく使用できる

世界50カ国以上で使用実績がある「イカリジン」を含む虫よけも登場しています
[画像のクリックで拡大表示]

 ディートの使用に不安がある人には、「イカリジン」の虫よけがお勧めです。イカリジンは、日本では2015年に承認されましたが、1980年代にドイツで開発されたもので、世界50カ国以上で使用実績があります。30年以上にわたって、子どもに対する大きな健康被害の報告もないため、より安全に使用できるといえます。

 イカリジンの虫よけには、濃度5%と濃度15%の2種類の製品があり、いずれも防除用医薬部外品です。ディートと同様に、濃度の高いほうが効果の持続時間が長く、濃度5%は6時間程度、濃度15%は5~8時間程度です。

 虫よけは原則的には、肌に使用するものです。特にディートは、衣類の上から吹き付けると、繊維を傷めて変色変形が生じることがあるので注意が必要です。一方、イカリジンにはそのような影響はないため、生地の薄い衣類やストッキングの上から蚊が刺してくるような場合には、使用してもよいかもしれません。

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