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“蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法

無防備なアナタは知らぬ間に蚊から病気をうつされる

日本で人を刺す蚊は「ヒトスジシマカ」と「アカイエカ」

 津田良夫=国立感染症研究所・昆虫医科学部 主任研究官

病気を発症する確率は低いが、いつうつされるかは分からない

 冒頭のような、蚊が媒介する感染症のニュースが流れると、「蚊に刺されたら病気になる!」と過剰に反応する人も少なくありません。でも、実は、これらの蚊に刺されてウイルスに感染する確率は、ウイルスの流行度合いと蚊に刺される数によって決まります。1~2カ所刺される程度なら、感染する可能性は非常に低いのですが、もし、無防備のまま蚊の餌食になってしまったら、感染する確率はぐんと上がります

自覚症状が現れない場合も多い

 一方、蚊によってウイルスに感染しても症状が出ない「不顕性(ふけんせい)感染」の場合も多く、デング熱やジカ熱の不顕性感染は80%程度といわれています。自覚のないまま病気を広げてしまうこともあり得るのです。

 日本では、これまで日本脳炎ウイルスを保有するコダカアカイエカと、デング熱ウイルスを保有するヒトスジシマカが確認されています。発症する人の割合でみると非常に低いのですが、気付かないうちに病気をうつされる可能性も考えられますし、まだ国内で確認されていないウイルスも人や物資の移動とともに侵入する機会は増える一方ですので、まずは病気を媒介する犯人である蚊に刺されないよう対処することが大切です。

蚊が活発になる薄明薄暮の時間帯はとくに注意

 蚊に刺されないようにするためには、当たり前のことですが、蚊がいる場所や活動する時間帯は避けることが一番です。どうしても出かけるときは、長袖や長ズボンなどで肌の露出をできるだけ控え、虫よけ(忌避剤)や蚊取り線香(※)を上手に使うと良いでしょう。

※虫よけ(忌避剤)や蚊取り線香の選び方・使い方に関しては、3回目の記事で紹介します。

 とくに、日の入りの夕方は、ヒトスジシマカも、アカイエカも活動が活発になります。これからの時期、レジャーで山や森など蚊の多い場所へ出かける際は、夕方前には離れたほうがいいでしょう。

 また、雨が降っている間は、野外の蚊にはほとんど刺されません。蚊は気圧のセンサーなどを使って、雨が降り出す数時間ほど前にはそれを感知して、どこかへ避難するようです。雨が上がるとまた戻ってくるので、雨上がりに蚊のよくいる場所へ出かけるのも避けたほうがいいでしょう。

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