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長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー

つらい“花粉症”には緑茶がいい!? 抗アレルギー作用を持つ注目のお茶とは

第5回 茶畑から生まれた機能性表示食品「べにふうき緑茶」――農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 山本(前田)万里さんに聞く

 柳本操=ライター

「メチル化カテキン」がヒスタミン放出を抑制

眼がかゆくてたまらなかったり、鼻がむずむずしたり、くしゃみが止まらなくなるアレルギー症状は本当に不快です。べにふうきはなぜアレルギー症状を抑えられるのでしょうか。そのメカニズムを教えていただけますか?

メチル化カテキンの構造
エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレートなら「-R」の部分が「-OH」に、エピカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレートなら「-H」になる

山本さん アレルギー症状を抑える有効成分は、べにふうきに多く含まれる「メチル化カテキン」という物質です。これはカテキンの一種で、お茶の茶葉に含まれるエピガロカテキンガレートやエピカテキンガレートといったカテキンの一部にメトキシ基(-OCH3という化学式:右の図の赤線部分)がついたものです。

 このメチル化カテキンは、わが国で広く飲まれているやぶきたにはまったく含まれませんが、べにふうきには非常に多く含まれます(下のグラフ)。グラフの中で上位ランキング3つにあるのが、べにふうき、べにふじ、べにほまれ。べにほまれは、べにふうきのお母さんで、べにふじはお姉さんにあたります。べにふうきは、交配によって生まれた、最もメチル化カテキンの含有量が多い品種です。

メチル化カテキン含有量の品種間差
メチル化カテキンは「べにふうき」に多く含まれる。「やぶきた」にはまったく含まれていない(日本食品科学工学会誌.2001;48(1):64.) ※%dwは乾燥重量比パーセント

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