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長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー

つらい“花粉症”には緑茶がいい!? 抗アレルギー作用を持つ注目のお茶とは

第5回 茶畑から生まれた機能性表示食品「べにふうき緑茶」――農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 山本(前田)万里さんに聞く

 柳本操=ライター

機能性表示を果たした「べにふうき緑茶」

お茶のトクホや機能性表示食品が、スーパーやコンビニにずらりと並んでいます。一般に、「脂肪の吸収を抑える」「糖の吸収を穏やかにする」など抗メタボ系のものがおなじみです。そんな中、「抗アレルギー」という分野で唯一機能性表示を認められたのが「べにふうき緑茶」ですね。

アサヒ飲料の「アサヒめめはな茶」(写真左のペットボトル)、JAかごしま茶業の「べにふうき緑茶」(ティーバッグ)
[画像のクリックで拡大表示]

山本さん 私たちが研究、開発してきた「べにふうき緑茶」は、「ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減する」という表示がわが国で初めて受理された緑茶です。現在、アサヒ飲料の「アサヒめめはな茶」(ペットボトル)、JAかごしま茶業の「べにふうき緑茶」(ティーバッグ)の2製品が機能性表示食品として、昨年9月より販売されています。

 研究そのものは、実は20年前の1996年に本格スタートし、当時からヒト介入試験を積み重ねてきました。2006年からペットボトル飲料の販売も開始しましたが、“食品”であるため「アレルギー症状を軽減する」などといった効果効能の表示はできませんでした。このため、なかなか消費者に認知が広がりませんでした。以前から「もっと多くの人に飲んでほしい」と思っていましたので、今回の機能性表示食品制度での届出・受理は「悲願達成」という喜びが大きかったですね。

べにふうき茶には抗アレルギー効果が期待できるということですが、具体的にどんな効果があるのでしょうか。

べにふうき緑茶の臨床試験の結果(通年性鼻炎)
ダニを主体とする通年性アレルギー性鼻炎症状を持つ男女75名を2群に分け、一方はべにふうき緑茶(1日あたりメチル化カテキン34mgを含む)、やぶきた緑茶(メチル化カテキンを含まない)を12週間飲用してもらった。べにふうき緑茶群では、鼻症状、眼症状の症状スコアが低い値で推移し、飲用開始から7~12週間の鼻症状、4~12週間の眼症状において有意に低い値を示した。(日本食品素材研究会誌.2005;8(2):65.)

山本さん 室内のダニやホコリなどのハウスダストに対して、くしゃみや鼻水、眼のかゆみといったアレルギー反応が起こる人がいます。これらのアレルギー症状に効果を発揮します。ダニを主なアレルゲンとする通年性アレルギー性鼻炎症状を持つ男女を対象に、12週にわたってべにふうき茶を飲用してもらったところ、鼻症状、眼の症状が有意に改善されました(グラフ)。

 このグラフでは、やぶきたとべにふうきの2本の折れ線グラフを比較して見てください。通常、時間の経過とともにアレルゲンであるダニにさらされることによってどんどん症状が悪化していくのですが、べにふうきを摂取した場合、飲用開始から症状が抑えられているのがわかります。

 また、ハウスダストだけではなくスギ花粉症状をもつ被験者にも、べにふうき緑茶と、一般的な緑茶であるやぶきた緑茶を毎日飲んでもらって比較したところ、べにふうき緑茶を飲んだグループは、鼻かみ回数、眼のかゆみ、咽頭痛で症状スコアの改善が有意に認められました(Cytotechnology,2007;55(2-3):135-142.)。つまり、ハウスダストのような通年性のアレルギーでも、スギ花粉のような季節性のアレルギーでも、べにふうき緑茶を飲むことで症状改善効果が期待できるわけです。

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