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長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー

ストレスで肝臓を傷める現代人こそ「緑茶」がいい

第4回 「脂肪肝」や「風邪・インフル」予防にも効果が期待できる!――栗原クリニック東京・日本橋院長 栗原毅さんに聞く(後編)

 柳本操=ライター

成人の3人に1人が「脂肪肝」!

肝臓にいいというと、「脂肪肝」にも効果があると考えていいのでしょうか。最近、「脂肪肝」を気にするビジネスパーソンが増えています。実際、日経グッデイでは、脂肪肝に関わる記事がびっくりするほど読まれているのです。

栗原さん もちろん、緑茶の摂取は脂肪肝の改善に効果があります。詳しく解説しましょう。

 そもそも脂肪肝とは、肝臓に30%以上の中性脂肪がたまった状態のことです。食事で摂った糖質や脂質は、小腸で吸収されたあとに肝臓で代謝されますが、糖質や脂質を摂りすぎてさらに運動不足であると、エネルギーとして消費しきれなかった分が中性脂肪として肝臓に蓄積します。今では成人の3人に1人が脂肪肝だと言われています。つまり、現在、国内に推定約3000万人以上の脂肪肝患者がいるわけです。かつては、「肝臓に中性脂肪がたまるだけだ」と軽くみられていた脂肪肝ですが、近年、さまざまな病気を誘発することがわかってきたのです。

 脂肪肝の中でも、近年とくに問題になっているのが、ごはん、麺類、甘いものなどの“糖質”を多く摂る人の脂肪肝が増えていることです。昔から医療の世界では、お酒の飲み過ぎが脂肪肝につながることはよく知られています。これがアルコール性脂肪肝なのですが、今、アルコールを飲まない人の間で脂肪肝が増えているのです。糖質の摂り過ぎによって、血中に糖が増えすぎると、インスリンが過剰分泌され、中性脂肪が肝臓に蓄積されてしまうのです。

 脂肪肝をきっかけに、アルコールを飲まないのにアルコール性肝障害に似た症状を起こす「非アルコール性脂肪肝炎(NASH=non-alcholic steatohepatitis)」に発展することがあります。これによって、肝臓の炎症や壊死を引き起こし、肝硬変や肝臓がんに早く進展することがあります。

脂肪肝をきっかけに、深刻な肝臓病に発展することがある(日本肝臓学会編『NASH・NAFLDの診療ガイド』より)
脂肪肝をきっかけに、深刻な肝臓病に発展することがある(日本肝臓学会編『NASH・NAFLDの診療ガイド』より)
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 脂肪肝からNASHになるメカニズムはまだはっきりとわかっていませんが、脂肪肝の人の10人に1人が、およそ10年間かけてNASHに進展していくとされています(図)。「お酒を飲まないけれど甘いものが好き」という人こそ注意していただきたいのがNASHです。読者のみなさんは毎年健康診断で肝機能の検査値をみていると思います。肝機能の指標となるALTは、本来基準値が10~30IU/Lとされていますが、20IU/Lを超えていたら、脂肪肝をはじめ、肝機能の注意信号です。やせ型の人であっても糖質をとりすぎれば脂肪肝になります。

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