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長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー

緑茶習慣で「血液サラサラ」! 「認知症予防」にも

第3回 エビデンスが続々! 飲んでも食べても効く緑茶――栗原クリニック東京・日本橋院長 栗原毅さんに聞く(前編)

 柳本操=ライター

緑茶摂取で認知機能がアップ! 認知症予防にも

栗原さん 今、私が注目しているのが、認知機能アップ効果です。静岡県立大学で行われた研究によると、1日2~3杯に相当する緑茶粉末を3カ月摂取したところ、認知機能検査における平均点が摂取前よりも上昇したという結果が出ています。

 特に、数分前から数日前といった短期記憶の向上効果が高かったのです(下表)。短期記憶は脳の海馬が司っていて、初期の認知症は海馬の衰えから始まります。緑茶を積極的に摂ることが、認知症予防の有効な手段となるのではないかと考えています

緑茶の継続摂取は認知機能の向上に効果あり
65歳以上の認知機能が低下した12名を対象に、緑茶粉末を1日2g、3カ月摂取してもらった。その結果、投与前よりも投与後の認知機能(MMSEスコア:数値が高いほど認知機能が高いことを意味する)、短期記憶が有意に改善した(Nutrients. ;6,4032-4042.2014)
[画像のクリックで拡大表示]

緑茶で認知機能がアップするとは、物忘れが気になる世代には朗報ですね。また、認知症は65歳以上ではその罹患率が15%に達すると言われます(認知症有病率推定値、2013年厚生労働省)。高齢化率が年々上昇する中で、誰もが気になる問題ですし、何とか予防したい病気でもあります。これらの効果は、カテキンの作用によるものですか?

栗原さん カテキンの抗酸化、抗炎症作用によるものではないかと注目されています。動物モデルを用いた研究によって、認知症の原因の一つである神経細胞死を抑制することも報告されています。

 2014年には、金沢大学の研究によって、緑茶を週に1~6回飲むグループでは、5年後に認知機能が低下するリスクが約2分の1に、毎日1杯以上飲む人はそのリスクが約3分の1になることも見いだされています(PLoS One.;e96013,2014)。

緑茶、コーヒー、紅茶の摂取頻度と、将来の認知機能低下のリスクとの関係
健常者の緑茶、コーヒー、紅茶摂取頻度と、平均4.9年後の認知機能低下(認知症または軽度認知障害発症)のリスクとの関連(PLoS One.;e96013,2014)
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