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長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー

緑茶習慣で「血液サラサラ」! 「認知症予防」にも

第3回 エビデンスが続々! 飲んでも食べても効く緑茶――栗原クリニック東京・日本橋院長 栗原毅さんに聞く(前編)

 柳本操=ライター

緑茶は茶葉を「食べて」有効成分を余さず取り込む!

なるほど、とても興味深いです。静岡県立大学の研究では「緑茶」ではなく「緑茶粉末」が用いられていますね。お茶と粉末の違いはあるのですか?

栗原さん いい質問です。実は、緑茶の葉の健康成分は、通常私たちがお茶として飲んでいる液体には30%ほどしか含まれていません。残り70%が不溶性成分であるため、お湯に溶けずに茶殻に残ってしまうのです。

緑茶を粉末にして、ヨーグルトなどに入れて食べると、緑茶の有効成分を余さず取り込める。抹茶でもいいが、煎茶を粉にした「緑茶粉末」の方がカテキンの量は多い。写真は抹茶のもの(©Sitthipong Inthason -123rf)
[画像のクリックで拡大表示]
 「なんてもったいない!」と思いますよね。そこで私が提唱しているのが、茶葉をまるごと食べる“食べるお茶”。“市販されている煎茶”を買ってきて、ミルサーやすり鉢などで茶葉を粉末にします。ヨーグルトやバニラアイスにかけると、香りがよくておいしいですよ。お茶の葉の90%以上が水に溶けにくい不溶性繊維なので、お茶の葉を食べれば食物繊維もしっかり摂ることができます。

食べるお茶、といえば抹茶もパウダー状でふりかけることができます。

栗原さん カテキンを摂りたいのならば、“煎茶から作った粉末”を摂るほうが優れているでしょう。実は、抹茶はお茶の生育方法から、通常の煎茶とは異なります。抹茶の原料となるお茶は、覆いを掛けて栽培します。日光を遮って栽培することによって、うまみ成分のテアニンを増やすのですが、カテキン量はさほど多くないのです。また、製造工程で葉脈や茎を取り除くために食物繊維量も減ってしまいます。

     ◇     ◇     ◇

 次回は、引き続き栗原さんに話を伺い、栗原さんの専門分野である「肝臓」と緑茶の関係を明らかにしていく。「脂肪肝」が疑われている人は必見です。さらに、風邪予防のための「お茶うがい」などお茶を日常で役立てるためのポイントも聞いていく。

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栗原毅さん
栗原クリニック東京・日本橋院長
栗原毅さん 昭和26年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。東京女子医科大学消化器病センター内科、東京女子医科大学教授、慶應義塾大学教授などを経て現職。総務大臣・厚労大臣主催「遠隔地医療の推進方策に関する懇談会」構成員も務める。医学博士。肝臓専門医として肝臓病などの消化器疾患、糖尿病などに対する質の高い医療を実践する。『緑茶を食べると、なぜ糖尿病や認知症に効くのか』(主婦の友社)など著書多数。

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