日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > ダイエット・食生活  > 長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー  > 緑茶習慣で「血液サラサラ」! 「認知症予防」にも
印刷

長寿の秘訣! 知られざる緑茶の健康パワー

緑茶習慣で「血液サラサラ」! 「認知症予防」にも

第3回 エビデンスが続々! 飲んでも食べても効く緑茶――栗原クリニック東京・日本橋院長 栗原毅さんに聞く(前編)

 柳本操=ライター

 薫り高く、心を落ち着かせてくれる“お茶”(緑茶)。近年、緑茶に秘められた健康パワーが次々と明らかになっている。日本人だからこそあらためて見直したい「緑茶の健康効果」を知るべく、専門家の方々に話を聞いた。
 今回、話を伺ったのは、「血液サラサラ」という言葉の名付け親である、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅さん。栗原さんは、健康のためにお茶を活用することを積極的に勧めており、昨年は『緑茶を食べると、なぜ糖尿病や認知症に効くのか』(主婦の友社)という著書も手掛けた。前編では、緑茶の最新研究事情と、日常の食生活への取り入れ方について話を聞いた。

緑茶は血液サラサラ食材の「基本」

緑茶は「食品と健康」という視点で考えたときに基本となる食材。緑茶を多く摂る静岡県は健康寿命が長い(©longtaildog -123rf)
[画像のクリックで拡大表示]

栗原先生は、「血液サラサラ」という言葉の提唱者です。そんな栗原先生が、数ある食材の中でなぜお茶に着目されたのでしょうか。「血液サラサラ」と緑茶は関係があるのでしょうか。

栗原さん まず、血液サラサラについてご説明しましょう。

 今から20年以上前になりますが、1990年ごろに、血液のドロドロやサラサラといった性状や循環性がわかる「MC-FAN(Micro Channel array Flow Analyzer:マイクロチャネル法」という装置が開発されました。人の血管の総延長は約9万キロ、地球を2周以上回ると推測されていますが、そのほとんどを占めるのが毛細血管です。MC-FANでは、採血した血液を、毛細血管と同じような細い管に流してその様子を観察することができるのです。血管の状態は、その人の健康状態と密接に関係しています。つまり、その人の健康状態が“目に見える形で”わかるようになったのです。

 では、どうして血液の流動性が大切なのでしょうか。たとえば、体重が60キロの人ではおよそ5リットルの血液が50秒間かけて全身を巡ります。毛細血管は髪の毛の14分の1という大変な細さです。この細い隙間を血液が巡りながら、酸素や二酸化炭素を運んだり、栄養分やホルモンを届けたり、体温調節をするなどの働きを担っています。血液がサラサラと流れた状態でないと、全身でさまざまな問題が生じるわけです。

なるほど、「血液サラサラといえばメタボ」と安直に結びつけて考えていましたが、全身の健康に関わっているのですね。

栗原さん そうなんです。ストレスや過労、喫煙によって白血球の粘着性が高まると、血液は「ベタベタ状態」になってしまいます。糖尿病になると、赤血球が変形しにくくなり、「ネバネバ状態」になります。アルコールや糖分のとりすぎによって血小板の凝集能と粘着能が高まると、血小板が「ザラザラ状態」になってしまいます。

 このように血液の流動性が悪くなった状態をMC-FANで調べると、各種の生活習慣病が発病する前段階の“未病”を発見する手がかりとなるのです。

 そして、血液をサラサラにするには、血液の材料となる日頃の食事を改善することが極めて大切なのです。

血液サラサラといえば、一時期、タマネギや青魚、納豆などがブームになりましたね。これらの食材を積極的に摂取した方がいいと。

栗原さん それだけではありませんよ。私は、血液の流れを良くする食事として、「オサカナスキヤネ」食を提唱しています(下図)。これは、それぞれの食品を摂ってもらい血液の流れを計測することによって、血液サラサラ効果があると判明した食品の頭文字をとったものです。

血液サラサラ食品「オサカナスキヤネ」とは?
[画像のクリックで拡大表示]

1/5 page

最後へ

次へ

RELATED ARTICLES関連する記事

ダイエット・食生活カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「胃がん」撃退のため知っておきたい最新情報

    これまで多くの人の命を奪い、「死の病」であった胃がんが、「ピロリ菌」除菌の登場によって未然に防ぐことができる病気になってきた。また、万が一胃がんになってしまった場合も、胃カメラによる検診を定期的に受けていれば、超早期の段階で見つけて治療し、胃の機能をほとんど損ねることなく日常生活に戻ることができる。本特集では、近年死亡率が大きく減少している胃がんの最新事情をまとめる。

  • 寝ても取れない疲れを取るには?

    「疲労大国」といわれる日本。「頑張って仕事をすれば、ある程度疲れるのは当たり前」「休む間もないほど忙しいが、やりがいがあるから、さほど疲れは感じない」などと思っている人も多いかもしれない。だが、睡眠時間を削るような働き方を続けていると、知らぬうちに疲れはたまる。結果、「寝てもなかなか疲れがとれない」という状態に陥るばかりか、免疫力の低下や、生活習慣病の発症につながることは多くの研究で知られている。疲労の正体から、疲労回復の実践的な方法までをまとめた。

  • つらい筋トレ不要? 効率的に「お腹を凹ませる」トレーニング

    薄着の季節になると、何かと気になる“お腹ぽっこり”。短期間で何とか解消したい!と思う人は多いだろう。しかし、スポーツジムでしっかり運動するのはつらいし、運動する時間を確保するのも大変だ。そこで、今回のテーマ別特集では、手軽に実践できる「ドローイン」と「猫背姿勢の改善」で“ぽっこりお腹”を解消していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.