日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > そこを知りたい「腸内フローラ」  > 良い腸内環境の証 “バナナシェイプで黄褐色”の便を出す方法  > 3ページ
印刷

そこを知りたい「腸内フローラ」

良い腸内環境の証 “バナナシェイプで黄褐色”の便を出す方法

うんちをしたら、まず勇気をもって振り返ろう

 村山真由美=フリーエディター・ライター

バナナシェイプで黄褐色が理想のうんち

 昔から健康な便の例として、よくバナナが挙げられる。「バナナのような流線を描く、美しいフォルムの黄褐色の便が出たときは、腸内環境がいいと考えられます」(福田さん)

 便がバナナシェイプになるのは、水分や食物繊維をほどよく含んでいるからだ。また、便が黄色っぽいのは、胆汁が正常に分泌され、その後、血液などが混ざらなかったことの証だ。また、腸内の滞留時間も適切だったことを表している。

 「“バナナシェイプで黄褐色”の便を指標とし、このタイプの便を維持できるように普段の食生活や生活習慣を続けていけば、腸内環境を健康に保つことができるはず」(福田さん)

 ちなみに、赤い便は痔か大腸がん、黒い便は便秘か大腸がん、緑の便は胆汁酸の酸化、水様状の便は細菌感染の疑いがあるので医師の診察を受けよう。また、これまで嗅いだことのないにおいがするときも要注意だ。

[画像のクリックで拡大表示]
取材にご協力いただいたメタジェンの方々。左より主任研究員の村上さん、CEOの福田さん、技術顧問の井上さん。パソコン画面上の副社長CTOの山田さんはオンラインで参加してくれた。

 「前夜が飲み会で、お酒の飲み過ぎや揚げ物の食べ過ぎ、にんにくやたまねぎの食べ過ぎなどがあれば、便が強烈なにおいを放っていても不思議ではありません。しかし、食事に心当たりがないのに異臭がするときは、体調不良のアラームかもしれません」(福田さん)

 今回の記事で便の状態から腸内環境を見極める方法は分かった。では、腸内環境を整えるにはどうすればいいか。次回(2016年6月3日)はいよいよ、腸内フローラにいい食べ物について解説する。お楽しみに。

■腸内フローラに関する人気記事
 ・善玉菌、悪玉菌と単純には分けられない!「腸内フローラ」の真実
 ・どこまで分かった!?腸内フローラと病気・健康の関係(自分の腸内細菌をサプリに)
 ・腸内細菌は偉大! 正しく知って健康になる
 ・良いウンチと悪いウンチ、どう見分ける?
 ・2週間で効果あり? 大腸がんのリスクを減らす食事とは

福田真嗣(ふくだ しんじ)さん
メタジェン代表取締役社長CEO/慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授
福田真嗣(ふくだ しんじ)さん

1977年生まれ。明治大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。学位取得後、理化学研究所研究員として勤務し、2012年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授。2011年にビフィズス菌による腸管出血性大腸菌O157:H7感染予防の分子機構を世界に先駆けて明らかにし、2013年には腸内細菌が産生する酪酸が制御性T細胞の分化を誘導して大腸炎を抑制することを発見、ともに「Nature」誌に報告。2015年、メタジェン(慶應義塾大学と東京工業大学のジョイントベンチャー)を設立。著書に『おなかの調子がよくなる本』(KKベストセラーズ)。

先頭へ

前へ

3/3 page

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 睡眠不足は肥満や生活習慣病のリスクを高める

    近年、睡眠不足が積み重なる「睡眠負債」の怖さが取り上げられるようになり、睡眠の大切さがクローズアップされている。実際、睡眠不足や質の低下が、疲れや集中力の低下につながることを実感したことがある人も多いだろう。しかし、問題はそれだけではない。睡眠不足や質が低下すると“太りやすくなる”。さらに、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクも高まることも分かっている。そこで本特集では、睡眠と生活習慣病の関係から、実践的な睡眠改善法までを一挙に紹介する。

  • 女性の「尿漏れ」「頻尿」には骨盤底筋トレーニングが効く!

    トイレに行く回数が多い、くしゃみをすると少し漏らしてしまう、突然尿意に襲われて我慢できない…。女性の尿の悩みは、「頻尿」や「尿漏れ(尿失禁)」が多いのが特徴だ。これらを改善するにはどうすればいいのだろうか?

  • 男性も無関係ではない骨粗鬆症、飲酒・喫煙・高血糖はリスク

    骨がスカスカになってもろくなり、骨折の危険性が増すのが「骨粗鬆症」だ。急速な高齢化に伴って患者数が増えており、日本骨粗鬆症学会などによると、日本における患者数は現在1300万人と推定されている。骨粗鬆症というと女性のイメージがあるが、男性の患者数は300万人と見られている。本特集では、骨粗鬆症が起きる仕組みから、気をつけたい生活習慣、そして骨を強くするための対策までを一挙に紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.