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「即席ラーメン」の新たな挑戦

“こってり”なのに健康志向! メタボ社員が作った「ローカーボ」カップ麺

第3回 明星食品「低糖質麺シリーズ はじめ屋」「ローカーボNoodles」

 二村高史=フリーライター

ノンフライカップ麺に比べて、糖質を50%以上オフ

ローカーボ(低糖質)で、2シリーズを同時展開されているのですね。

マーケティング本部 マーケティング部 第一グループ ブランドマネージャーの八木義之さん
[画像のクリックで拡大表示]

八木さん 「はじめ屋」は街のラーメン屋を意識した商品です。こってりとした濃厚な味わいで、ラーメン屋に行くのが好きなミドル世代の男性を主なターゲットにしています。これに対して「ローカーボNoodles」は、サイズが小さく、スナック感覚で手軽に食べていただける商品です。特に、30代から50代の健康を気にする女性を意識しています。

 1食あたりの糖質は、「はじめ屋」の「こってり醤油豚骨味」が22.9g、「こってり鶏白湯味」が23.6g。「ローカーボNoodle」の「コンソメ味」が13.5g、「塩バジル味」が13.1gです。

 どの商品も糖質は、一般的なノンフライカップ麺に比べて50%以上オフ※になります。

※日本食品標準成分表2015年版(七訂)より、中華スタイル即席カップめん(非油揚げ)との比較(100g当たり)

検診でメタボと指摘され、ローカーボを初めて知る

他社では減塩、オイルフリーなどの商品を出していますが、なぜ明星食品では低糖質を選んだのでしょうか。

マーケティング本部 マーケティング部 第一グループ 課長の新田真一さん
[画像のクリックで拡大表示]

新田さん きっかけの一つに、私の個人的な体験があります。私は、小さいときからラーメン好きだったのですが、運動不足もあって、30歳を過ぎてから健康診断で中性脂肪が高いことを指摘され、炭水化物の過剰摂取が原因で、食生活を指導されるようになってしまったのです。

 恥ずかしながら、そこで初めてローカーボ(低糖質)について知りました。糖質とは炭水化物から食物繊維を除いたもので、糖質を摂りすぎるとそれが体内で中性脂肪に変化し、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まるといった知見があります。40代を過ぎると糖尿病患者やその予備軍の数は増える一方だという、今の日本の現状も初めて知りました。

 今のミドル世代以上の方々は、カップ麺とともに育ってきたといっても過言ではない世代です。いろいろと調べてみると、生活習慣病のために食事を制限されている方も多く、「それならば、自分も含めて、そういう人たちが食べてもいいカップラーメンを作れないか」と思い企画を進めました。

 同時に、世の中では「カップ麺は不健康」という思い込みがあるので、カップ麺ファンの一人として「健康がコンセプトのカップ麺を食べてもらって、ファンの裾野を広げたい」という気持ちもありました。加えて言うと、弊社の社長も「自分のために必要なカップラーメン」としてひそかに考えていたことも大きなきっかけになりました。

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