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「即席ラーメン」の新たな挑戦

ロカボ、オイルフリー、減塩――大ヒット商品「即席ラーメン」に巻き起こる新たな波

第1回 「体にいいけどおいしくない」を覆せ!―― 食品メーカーの挑戦

 二村高史=フリーライター

「カラダに悪そう」というイメージとの戦い

 現在の40代から60代の人にとって、即席ラーメンが急速に発展・普及した時期は、自分たちの成長の時期と重なっている。1958年に日清食品が世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」を発売し、大人気商品となった。その後、1971年には、世界初のカップラーメンである「カップヌードル」も登場。それ以来、即席ラーメンは日本人にとって切っても切れない存在になったといっても過言ではない。

カップラーメンは、受験勉強や残業で空腹を満たす大定番の一つ(©PaylessImages -123rf)

 受験勉強や残業というと、今でもカップラーメンは定番の一つ。そうした機会の少なくなった中高年でも、ときおり無性に食べたくなって、スーパーやコンビニの棚に手を伸ばしたくなることもあるだろう。

 ところが、そこで「ちょっと待て!」という声が心の中から聞こえてくる。生活習慣病を気にする世代にとって、カップラーメンを食べることはどうしても躊躇しがちだ。

 そもそも、ラーメンという食べ物自体に「カラダに悪い」というイメージが付きまとっている。「スープを全部飲んだら塩分のとりすぎ」「カロリーが高いからメタボの原因になる」──そんな話は、誰もが耳にしたことがあるだろう。ましてや、即席ラーメンといえば、ラーメン屋で食べるラーメン以上に「カラダに悪い」というイメージが一般的だ。

 40代から60代の即席ラーメンのヘビーユーザーの中には、地方から上京して一人暮らしをしていたときに、即席ラーメンのお世話になった人も多いだろう。即席ラーメンは安く、手っ取り早くおなかがいっぱいになる。しかし野菜などを別に食べないために、「健康的でない」食生活となっていた人も少なくないはずだ。この当時の食生活が記憶の底にあり、ミドル以上になった今、即席めんに手を出すことに罪悪感を覚える人も少なからずいるのではないだろうか。

 「食べたいけれども、健康を考えて我慢している」という中高年は少なくない。結果的に、若いころから即席ラーメンの消費を支えてきた中高年の世代で、即席ラーメン離れが進みつつある。

 そこで登場したのが、健康志向の即席ラーメンというわけだ。スープの塩分を減らしたラーメン、スープから油分を除いたオイルフリーのラーメン、麺を低糖質のものにしたラーメンなどが各社から登場して、健康に気を使う中高年や女性の消費拡大を狙っている。

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