ダイエットに近道はあっても“ワープ”はない!
ランニングやウォーキング、スイミングなどでダイエットに成功したという人は多い。しかし、成功した人の多くは、ただ運動するだけでやせたわけではない。ダイエットやトレーニングに対する意識が高まっているため、摂取すべきカロリーや栄養バランスなどに対する意識も高く、運動に加えて食事制限も並行して進めることで効率的にダイエットしているのだ。逆に、どちらかでも欠けると効果は出にくくなってしまう。
運動もせず、食事制限もせず…という人がEMS機器を1日10~20分かける程度では、目に見える効果はなかなか得られない(効果がないわけではないが…)。つまり、運動とEMSを組み合わせて使うのがとても重要なポイントとなるのだ。そういう意味で、ランニング大会に出展して貸し出すなど、実際の体験を通じて意識の高い消費者に向けて製品をアピールしていると岡橋氏は語る。
「ランナーの方は結構面白がっていただけますね。ジムに来る方もそうです。ジムで運動をされる方は30分や1時間など、できるだけ短時間で効率よく運動したいという人が多いのです。そこで『効率的に運動できる』という点に興味を持っていただけるようです」(岡橋氏)
何にせよ、こういった機器は継続することが重要だ。
「愛用者からは、『毎日の日課になっている犬の散歩のときなどに着けたら続けられる』という声や、『これをきっかけに歩くようになった』『通勤の1駅分を歩くようになった』という声をいただいています。『ベルトの穴が変わってくると、励みになって続けられる』といった声も社内から上がっていました」(岡橋氏)
明日公開の後編では、ハイブリッドトレーニングを実現する技術的な仕組みなどについてより詳しく紹介していきたい。