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男の美容入門

男のシミの2大要因「ゴシゴシ洗顔」「紫外線」に注意せよ

紫外線の増える5月以降、簡単にできる「3つの対策」とは?

 伊藤和弘=フリーライター

屋外にいる時間が長い日は塗り直しも必要

 逆に外回りが中心とか、屋外で働く時間が長い人はSPF40~50にしてもいい。さらに、塗り直しも必要になってくる。

 「日焼け止めの効果は1日中続くわけでもないし、ずっと外にいれば汗で流れてしまいます。面倒だと思いますが、特に汗をかいたと思うときは、せめてお昼に1回くらいは顔を洗って塗り直してください。保湿剤も忘れずに」と久野さんはアドバイスする。

 外にいると粉塵なども多くなるが、保湿剤は皮膚の上に薄い膜を作ることで、それらの刺激も防いでくれる。お昼に顔を洗える場所を確保できない人は、ウェットティッシュを持参するといい。

 意外と日焼けしやすいのがトラックやタクシードライバーなど、車に乗っている時間が長い職業の人。1日中車に乗っていると、窓に近い側だけ日に焼けてしまうことも珍しくない。といって、そちら側だけに塗るのも逆にアンバランスな日焼けの原因になるので、ヘンに気を回さず、左右均等に日焼け止めを塗るのが無難だという。

 一般のビジネスパーソンにとって、最も注意が必要なのはテニスやゴルフなど、休日にアウトドアで活動を楽しむときだ。普段の保湿剤と日焼け止めに加えて、顔への直射日光を防ぐ帽子をかぶろう。頭皮に紫外線を浴びると毛髪の成長に影響するという説もあるという。サンバイザーよりも、しっかり頭全体をガードする帽子を!

忘れがちな手や腕にも日焼け止めを

 紫外線を浴びる時間が長いときは、顔だけではなく、露出した腕にも日焼け止めを塗ったほうがいい。顔と同じく、日焼けすれば当然シミもできやすいが、塗り忘れることが多い部位だ。

 「顔に比べて、手足の肌はターンオーバー(細胞の入れ替わり)が遅い。手足はいったんシミができると、治療してもきれいになるまでに時間がかかるし、跡も残りやすくなります」と久野さん。

 シミの原因は紫外線による活性酸素なので、抗酸化物質の多い緑黄色野菜をたくさん食べるのも有効だ。特にビタミンCはメラニンの色を薄くする還元作用が強い。

 最近、30~60歳の女性131人を対象にした調査から、コーヒーにもシミを予防する効果がある可能性が示された。コーヒーを1日3杯以上飲む人は顔のシミが少なかったのだ(Int J Dermatol. 2015 Apr;54(4):410-8)。クロロゲン酸というポリフェノールがメラニンを作りにくくするらしい(コーヒーとシミについては「コーヒー摂取で『気をつけるべきこと』は何か」もご参照ください)。

 では、すでにできてしまったシミはどうしたらいいのか?

 安心してください、消せますよ――。というわけで、明日(4月28日)は「シミの消し方」をお届けする!

久野慎一郎(くのしんいちろう)さん
東京高輪病院 形成外科 医師
久野慎一郎(くのしんいちろう)さん 1982年生まれ。神戸大学医学部卒業。リッツメディカルクリニック、東京大学医学部附属病院勤務を経て、2015年より現職。シミの予防と対策全般に詳しく、診療では生活習慣の改善指導も行う。

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