観光がセットになったウォーキングで下町を堪能
名所を巡りながら、長距離をらくらくウォーキング!セントラルスポーツ「いちにの散歩」
氏家裕子=ライター
これまで、屋内でのフィットネスを支援するイメージが強かったスポーツクラブ。だが、昨今のランニングブームを受け、ランナーの様々なニーズに応えるプログラムにも取り組み始めている(参考記事「スポーツクラブで“ランニングの悩み”を解消しよう」)。今回は、セントラルスポーツが提供する、ウォーキングと観光がセットになった「いちにの散歩」を体験取材した。
運動が苦手な人やスポーツ初心者でも気軽に始めやすい有酸素運動であるウォーキング。ただ、一人で歩いていても、コースがマンネリ化してしまったり、退屈してしまったり、なかなか続かない悩みは少なくないようだ。
セントラルスポーツでは、そんな悩みを解消するために、ウォーキングを遊び感覚で気軽に取り入れられて、継続のモチベーションを高めるイベントを開催している。「4~5年前から、スポーツと観光を融合した新しい分野であるスポーツツーリズムの取り組みに力を入れています」とスポーツのレジャー事業部シニアマネージャーの時野谷光弘さん。
体験させてもらったのは、ウォーキングをしながら観光名所を巡るイベント「いちにの散歩」。現地集合・現地解散、料金もリーズナブルであるため、手軽に参加しやすいことから人気だという。
「店舗のトレーナーがガイドを務めるので、全国各地の観光スポットが拠点になります」(時野谷さん)。今までに、湘南・江の島の名所を巡るコース、宇都宮駅周辺の散策、仙台松島・紅葉の福浦島と円通院ウォーキングなどなど、さまざまな土地でのツアーが開催されている。
また、ツアーによっては『KAIDAN PASSPORT』というチャレンジ企画を開催。「階段を上った数だけパスポートにポイントが付くという企画です。1500段を上ると、パスポート色が緑から赤に変わるという特典も用意してあり、参加者はポイント集めを楽しんでくれています。ポイントとは別に、普段から階段を登ろうという意識づけができるようになります」(時野谷さん)。ほかにも、全国の城やダムを訪れることでもらえる城カードや、ダムカードを発行することで、収集欲をかき立てられた参加者たちが面白がってツアーに参加し、必然的に体を動かすことにつながっているという。
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