腸がみるみる動き出す!自分でできる腸活エクササイズ
小林メディカルクリニック監修エクササイズで、骨盤のゆがみを正す
近藤鈴佳=フリーライター
前回の記事「しつこい便秘の原因は骨盤のゆがみだった!」では、腸の不調を解消するには、骨盤を整えることが意外に大事だという話をした。実際、便秘外来で有名な小林メディカルクリニック東京でも、腸の不調改善の治療に整体を取り入れ、高い効果を上げているという。
しかし、整体のプロの施術を受けたとしても、その後のケアや生活習慣がしっかりとしていなければ、骨盤はすぐにまたゆがんでしまう。そもそも整体に行く時間的余裕がないという人も多いだろう。
そこで今回は小林メディカルクリニック東京と医療提携をしている骨格ケアのスペシャリスト、佐藤守さんと中川隆之さんに、自分でできる簡単な腸活エクササイズの方法を聞いた。
「筋肉には自分の意思で動かせる『随意筋』と自分では動かせず自律神経の支配下にある『不随意筋』がありますが、腸などを構成する筋肉は不随意筋の一つ。自分の意志で動かすことができない筋肉だからこそ、それを包む骨盤などを調整して自律神経を整えたり、肩こりと同じように指圧でコリをとったりすることが大切です」と話すのは、小林メディカルクリニック東京と提携して整体の施術を行っている佐藤守さん。
「そうした施術をすることで、おなかの血行やリンパの流れがよくなるほか、自律神経が整うことで、就寝中に本来高まるべき副交感神経がちゃんと高まって腸がスムーズに動くようになり、翌朝の快便につながりやすくなります」と言う。
便秘一つとっても、様々なタイプがあることは前回の記事でも述べた通り。佐藤さんと、パートナーの中川隆之さんは、普段、小林暁子院長による「この患者さんは、この便秘タイプ」といった診断に基づいて、患者ごとのタイプに合った施術を行っているが、読者の皆さんが自分で自分のタイプを正確に見極めることは難しい。そこで今回は、便秘を中心に、下痢、おなら、おなかの張りなど、様々な症状に共通して有効で、かつ自分で簡単に行える方法を教えてもらった。
どれも決して無理はせず、ほどよく効いていると感じられる程度に行うのがコツだ。では早速次ページから紹介しよう。
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