ベストセラー『うつ消しごはん』の著者である精神科医の藤川徳美さんは、近年増加するうつ病やうつ病予備群の人たちの不調の原因は、日々の食事・栄養摂取が偏った「質的栄養失調」にある、という。
うつっぽい、とまでいかなくても、日々「だるい、重い、しんどい」を感じている人は、たんぱく質を補い、糖質過多を改めることによって元気になっていくケースが多い、と藤川さんは話す。食事でとる栄養が精神面にどのように影響するのか。何をどの程度食べればいいのか。3000人の患者を救ってきた藤川さんに聞いた。
ふじかわ心療内科クリニック院長 医学博士 日本精神神経学会専門医・指導医
